第16話「ひみこに恋人が？」

1974年7月16日

ひみこは俊也から手紙が来ないので悩んでいて眠れない生活が続いている。仮病を使ってお店を休もうとするひみこを追い出すようにお店に行かせるあやめ。菊之助もゴルフで留守だし気の向くままの生活だ。

今朝から何も食べてないひみこは通勤途中でパンと牛乳を食べてる高校生から牛乳をとりあげ勝手に飲みだし、「あ、バス来た」とさっさとその場を去ってしまうが、そのひみこを見て高校生は「イメージにピッタリだ」と何やら気に入った様子・・・。

俊也のことが頭から離れないひみこは勤務中もイチャイチャする客に厳しくあたり、「疲れてるから帰っていい」と主任に言われる始末。公園で悩むひみこの前に「いい感じだ。イメージにバッチリだ」と高校生が近づいてきた。痴漢と間違えたひみこは慌てて逃げ出すがバッグを忘れてしまうとその高校生がバッグを持って追いかける！

家に帰ったひみこの元へ男性が突然現れた。青空工業高校の教師、立花和彦と名乗るその男は演劇部の学生を3人連れてきた。その子達は朝会った子と痴漢と間違った子も居た。あやめは和彦に一目惚れ！　しかし立花先生達は演劇部を守るため女優をスカウトし、「かぐや姫」をやろうと思い、イメージにピッタリだったひみこをスカウトしに来たのだ！　しかも立花先生が話の中から俊也と高校時代の同級生だという。和彦を気に入ったあやめはすっかりその気になりおばば役を引き受ける。和彦は相談ごとがあるのなら言ってくれと言うのだが・・・

ひみこはまるでデートを楽しむかのように和彦と遊園地で会っていた。和彦から俊也のことで相談にのってもらうためだった。ひみこは「実はね・・・」とニセモノの両親だと打ち明けると和彦は「力になるよ」と約束するのだった。すっかり意気投合して帰ってきた二人ははたから見るとまるで恋人のよう。お向かいの巴もあやめも二人が怪しいと思い始める・・・。悩みを相談してきたひみこはすっかりご機嫌で帰ってきた。しかも和彦とまた明日会うというのだ。

翌日の待ち合わせ場所に先回りしたあやめは「ひみこは来られない」と嘘をつき強引に和彦を家に連れて帰る。そして遅れて来たひみこは「まだ来てないわ」と勘違いし待つことにするのだった。

家で繕い物をするあやめの姿を見て死んだ母を思い出した和彦は「ひみこは俊也の婚約者だからあきらめてくれ」と説得する姿を見て「素晴らしいお母さん」だと思い始めてしまう。しかしそこへひみこが帰ってきた！「たとえニセモノでもこんなに情の深い母を追い出すなんて」とひみこに言う和彦だったが、もともとひみこの相談に乗り「追い出し作戦」を考えてやる約束もしていたのだ！どっちがよろめいたか、追い出そうとしたかと言い合いになったところへ巴が登場！巴は喧嘩をする二人を気合で止めると和彦を「お前が悪い」と追いだしてしまった！

ひみこと少年の運命の出会い！(^^；
「あ〜、僕の牛乳の人・・・」

けっこうこのロケも周りから見られてます。

和彦はいったいどっちの味方！？

ゲストにはシリーズでおなじみの夏夕介さん。今回はレギュラーでなく残念だ。個人的には他の作品よりこちらを先に見てしまったため、それまでの二枚目路線のイメージがあったのでその前のシリーズ2作の三枚目演技はとても意外で新鮮でした。今見ると、ひみことかあやめとかのからみが「ラブラブ」「ママライ」と比べて扱いが全然違うので不思議。

オープニングからまるで本当の親子のような二人です。菊之助はゴルフということで今度は菊さまが出番なし。二人がなかなか揃わない・・・。　最初のシーンでは俊也のために会社へ行けと言っていたあやめは立花和彦が気に入ると「仮病を使えば・・」なんて言ってるのが面白い。さすがだ。

ひみこがイメージにピッタリなかぐや姫とはいったいどんなだろう？？？　高校生の牛乳を奪って消えるあたり、ひみこはなんて性格なんだろうと思う(^^；　（ひみこはバスで通勤してたのか？！）　さすが男勝りの少女時代を送っただけのことはあるか(^^；　俊也の前では見せられない姿だ・・・。　しかしそのひみこを見て「ピッタリ」と思った高校生二人には憧れのステキなお姉さまだったのだ！(^^)　和彦と遊園地でデートした場面の最後のシーンでの和彦を見つめるひみこは美しすぎる・・・！(^^；

合気道ってああいうものじゃないと思う・・・。人が金縛りになったり・・・。

投げ飛ばされた立花和彦の袖はまた破れてしまいました。

次回予告は無かった。残念。

＜ロケ地＞
多摩テック遊園地