第13話「花もはじらう合気道」

1974年6月25日

明日はいよいよブティックセキネの「ファッションショー」を催す日だ。それに合わせ、デザイナーをめざす店員たちも自分のデザインしたドレスを発表する予定になっているのだがひみこだげまったく準備ができていない。

仕事が終わるとドレス作成のため慌てて家に帰るとあやめが泊り込みの婦人会の会合でいないのでご飯も食べてないと騒いでいた。それどころではないひみこが冷たくあしらおうとするとそこへ見知らぬ娘が現れた。その娘は隣のお手伝いの竜子が辞めたので代わりに入ったようだが、おかしな古い言葉を使い観察ばかりしている文学少女、そして合気道の達人の紫巴であった。　さっそく巴に言われて忙しいのに夕食の仕度やら父親の相手をさせられる・・・

翌日のファションショーに一時間遅刻したひみこ。するとそこで司会を依頼していた人が急病で来られず代わりもいないというアクシデントが発生。めばちっこで店長も司会ができないとなるとそこでひみこに罰としてなんとかしろと命令が下る。

探してもそんなに簡単にみつかるはずもなくひみこはニセ父の菊之助を司会に仕立てる。しかしそのおかしな司会ぶりにファッションショー会場は爆笑の渦。意外に成功か？と思ったらそこへ巴が登場。ひみこが父親を笑い者にしたと怒って乱入してきてしまった！

なんとか事態を収拾し次の第2部へ。しかし出番が来たひみこが着て出てきたのは寸法を間違えて左右がアンバランスの服で会場は大爆笑！　ひみこの大失敗で店長も大激怒！

その夜は大恥をかいたひみこは菊之助は自棄酒を飲む始末。勢いで二人を「本当の親子じゃない」と口を滑らすがいかにも二人が似たもの親子のような調子のため巴は信じなかった・・。

翌日二日酔いのところへ「もう二度と顔を見たくない」と言ってたはずの店長から至急呼び出しがかかってくる。慌ててお店に行ってみると店内は大パニック！じつはびみこの作ったアンバランスなドレスが大ウケで問い合わせが殺到していたのだ！これが本当の怪我の功名？！

竜子の代わりに新しいお手伝さんの巴がやｔってきた。さっそく合気道で投げられてしまうひみこ。

ひみこは慌てて作ったため左右の寸法を間違えた服を作ってしまったためそれを着てショーに出ることになるが・・・

「マキシン」（＝牧伸二さんのことを当時はこう略していたらしい）の持ちネタ「ア〜ン、アンアやんなっちゃった」の歌がついに解禁？って感じで満を持して大々的にフィーチャーされておりました。(^^)　ちなみに酔っ払い演技の友紀さんもウクレレ片手に歌っておりましたが見事に「音をはずして」いましたね(^^；

ひみこがいつものドジッ娘ぶり全開で笑いをさそってくれます。なんだか昔のドタバタキャラそのままになってきました。アンバランスドレスで無理矢理愛想笑いをする演技がなかなかイイ！　それと長く同居してるせいか菊之助とひみこは息がピッタリになってきたようです。

今回から竜子にかわり巴が登場。竜子は演技に難あれどけっこう好きなキャラクターだっただけに短命だったのは残念でした。雇い主のおば様もいっこうに姿を見せず(^^；　

あやめは町内会の寄り合いで伊豆へ泊り込みの会合へ行ったということで不在。菊様も嘆いております。その菊之助さんは一応ストーリー的には「元校長」とセリフにありましたのですでに校長職を辞めていることで一件落着。　

島本コンツェルンのファッションショーはかなりの小規模。あの店の人しかいないのだろうか？　しかしあの店員たちはデザイナー志望だったのか？　ちなみにいずみは訛りがあるのでセリフが良く聞き取れない。

店長の言葉に「ナウなフィーリング」というのが耳に付いた(^^；　これが変形してその後の「ナウい」になるのだろうか・・・とふと思う。

合気道で投げられたひみこだが、当然？スローで確認してみた(^^；　動きが速いせいかボケてて見づらいがカツラをつけ衣装を着た男性に見える。

☆次回予告あり（ｔｂｓチャンネル）