第10話「燃えよババゴン」

1974年6月4日

朝から「女ドラゴン」竜子の練習の叫び声でゆっくり寝ていられないひみこ。鉢植えを壊してしまった菊之助はひみこに時代劇風にそそのかされて竜子に決闘をいどむもあえなく失神・・。なんとかこのにっくき邪魔者を退治できないかと思い悩む。

河原で空手の練習をする床屋「パリー」のトラヤと出会ったひみこ。以前からひみこのことが好きだったトラヤはデートしてくれと迫られると交換条件にトラヤに空手を教えてくれとお願いする。するとトラヤはオレが女ドラゴンをやっつけてやると話半分に勝手に先走ってしまう。決闘を申し込んだトラヤだったが、途中菊之助の飛び入り仲裁もあったが二人でノックアウトして続行。結果、竜子のとび蹴りが決まって竜子の勝ちとなった。

一方ひみこは九州から出てきたトラヤの母親と出会っていた。なんだか自分をトラヤの婚約者だと思っているらしい。そこへ再戦中の竜子とトラヤが現れる。竜子の開発中の回転レシーブ蹴りが決まると思った瞬間、トラヤの母親の気合一発で必殺技は失敗。トラヤの逆転勝ちとなった。トラヤはひみこのことを婚約者と母親に嘘をついていたのだった。かわりに決闘したことを秘密にするということで一日だけ婚約者役をすることに渋々ＯＫするひみこだったが・・・

トラヤの母親は地元では「熊殺しのおクマ」ということで有名らしい。ひみこは荷物持ちさせられは、汚い部屋を掃除させられるは、たまった汚い洗濯物を洗濯板で洗濯させられるはで大変なことになっていた。するとそこへノビていた菊之助を連れて竜子が再戦を申し込みにやってくる。しかし竜子は強敵トラヤの母親の前に再び敗北。

竜子が負けていい気分のひみこ。すると連れてきていた哀れな姿の菊之助が現れてひみこが親不孝者だと知った母親はせがれの嫁にはできないと言い出し、ひみこは喜んで帰ることに。竜子はひみこを陥れようとしたのが裏目になったわけだったが結局もとのもくあみか？

床屋のトラちゃんと女ドラゴンこと風巻竜子の決闘！

ニセモノのフィアンセとなったひみこは掃除洗濯をやらされる羽目に・・！

73年に公開されたブルース・リー主演の名作「燃えよドラゴン」は当時一大ブームになっていたそうで、ここでもそのタイトルに現れていることは言うまでもありません。風巻竜子のキャラクターもトラヤがすぐ上半身すぐ脱ぐのもそのあたりから来てるのでしょう。また、九ちゃんのナレーションにも「スプーン曲げ」という言葉が・・・。74年3月にユリゲラーが来日して超能力ブームがおこったのも海援隊が「母に捧げるバラード」をヒットさせたのもこの年です。う〜ん、アイデア寄せ集め（？）、時代を感じさせる一本です。

ニセモノフィアンセということで思い出されるのは「おくさまは18歳」45話、「なんたって18歳」32話、「ラブラブライバル」24話。シリーズ定番ストーリー(^^)

しかし「オチ」は・・・あったの？？

あの明菜風のカツラ可愛いくて私は好きだったんですが（賛否両論あり・・）今回からはカツラは止めたようです。

そしてあやめさんの出番はなし・・・。

剣道着とか、あの家にはいろんな衣装が用意されている・・！

☆次回予告あり（ｔｂｓチャンネル）