第8話「フィアンセが二人？」

1974年5月21日

ある日ひみこが接客した奥さんはあきらかに「ひやかし」だったが、ひみこがキレてそういう扱いをしたため奥さんは激怒。店長を呼び出し文句をつける。「いいとこの奥様」と判断した店長は「おみやげ」を渡し、奥さんも気分よく帰った。ひみこは奥さんを怒らせた罰としてまたしてもサンドイッチマンを命じられてしまう。ひみこが出かけると、店長はひみこが将来社長夫人になることで島本コンツェルンが傾くのではないかと思い、ひみこを婚約破棄にして会社から追い出す計画を思いつく。そして将来のためと社員にも協力させることに。

翌日の朝からニセモノご両親は芸のお稽古。しかし張り切り過ぎたあやめさんはギックリ腰になってしまい救急車で運ばれる。するとそこへ「俊也の婚約者」だと名乗る原テンコという女性が乗り込んできて勝手に住み着いてしまう。家に置いてもらえればどちらでもいい菊之助さんはアテにできず、ひみこは会長のところへテンコを連れて行くが会長は沖縄に出張中で証明してもらえず。しかたなく家に置くことにするがなにかと二人は張り合う。しかし菊之助さんはすっかりテンコさんを気に入ったみたいだし・・・

翌日会社に行ってみると大薮店長が俊也から電話があってひみことの婚約は解消し原テンコと婚約すると言っていると聞かされショックを受けるひみこ。会社も辞めて北海道へ帰る決心をしたひみこは家を出る。菊之助はなんとかお手伝いとして家においておいてもらおうとテンコにゴマをする始末。ひみこが家を出たところで予定より早く帰ってきた会長と出会うとひみこは泣き出してしまった。

計画通りひみこを追い出してご機嫌な大薮店長のところへ会長を連れてひみこが現れた。すべては大薮店長の悪巧みとはっきりし、店長は一ヶ月の月給停止、また会長は他の者にも警告を告げた。

ひみこの家ではテンコをもてなす菊之助。しかしそこへあやめが現れて大騒ぎ。そして会長とひみこ、大薮店長が現れる。結局店長は小遣いから約束の10万円のバイト代を支払いテンコは去っていった。やっぱり俊也の婚約者はひみこ、終わりよければすべて良し！？

俊也の婚約者だという女性が突然乗り込んできた！

結局は大藪店長のデタラメと判明。店長は一ヶ月の給料停止のうえバイト代10万円を支払う。さすが店長、ちゃんと持って歩いていた。当時としても大金だと思う。

まあ、ともかく大薮店長の悪役ぶりといったらない。よくあれだけの罰で済んだものだと思う。普通なら降格かクビじゃない？ってところなんだがコメディなのであんなものなのだろう。会長の可愛い孫にドロを塗ったわけだし。それにもう社員全員信用できないな。俊也の婚約者じゃなかったら辞めてるよね。　あの雇われた関西弁の元役者さんもけっこうキツい感じでしたね。アイデアとしては「ニセモノ婚約者」なんだろうが。ひみこが出て行くときも後ろめたさを感じるかと思いきや・・・・もしうつみみどりさんのようなキャラクターを使っていたらもっと軽いドラマにできたのになぁと考えてしまいました（顔は似てた？）。ちょっとやりすぎでしょ。ひみこつら過ぎですよ。会長がなんと頼りがいのある人なのかと思いましたよ、ええ。

会長が沖縄に行ってるときいたひみこ、なぜそこで家においてあげるというのかわからない。とりあえず警察へ・・・　ギャグのつもりの軽い態度の菊之助もまあ赤の他人だし(^^；　

冒頭に出てきた横暴な奥さん。「日本を代表する会社の係長婦人」ってオイ・・・　なんかいそうですよね、ああいう自分の態度に気づかない人。店長もホントはつらいんですね。(^^；

冨士さんが最初と最後しか出演せず。あやめがいても話は続けられたような気がする。ただここまで活躍してる場面が少ないように思えて残念だ。

☆次回予告あり（ｔｂｓチャンネル）