第2話「どうにも止らない」

1974年4月9日

朝起きてみると楽しそうにあの夫婦が朝ごはんを作っている。つきまとって離れない二人にため息しか出ないひみこ。朝ごはんを食べさせてご機嫌をとろうとする二人だったがひみこは土下座してでも出て行って欲しかった。二人は泣いてごまかそうとする二人をつきはなそうとしているところにお向かいのおばさんがひみこが俊也の嫁にふさわしいか会長に報告する義務があると勝手に上がりこんできたので慌ててその場をつくろう3人だった。するとそこへおばあちゃまが突然現れた。3人の様子を身に来たようだ。

結局朝の騒ぎでお店に遅刻してしまったひみこ。お店の売り上げUPのためにサンドイッチマンを始めることになったお店では、遅刻の罰として最初のサンドイッチマンを命じられてしまった。恥ずかしい格好で外を歩いていると一作が現れた。 ひみこを連れ戻すまで下宿するというのだ。

ニセモノ両親は「セキネ」のみなさんを家での食事に招待すると言い出した！　そうと知って慌てて家に帰ると二人はみんなに見せるためと芸の稽古をしていた。慌てて止めさせてるとなんと一作が乗り込んできてしまった。すぐにお店のみんなが来るというのに・・・。とりあえずひみこから一作は本当の両親を知ってると聞いた二人は「召使いとお手伝いさん」と自己紹介するのだが・・・

そこへついにお店のみんなが来てしまった！　仕方なく一作はひみこの部屋に入れみんなを出迎える。お向かいのおば様も来てしまった。みんなの世話を二人がやろうとすると娘のひみこにやれと言われ、一作の用をそのままひみこがやろうとするとなぜ召し使いじゃないと言われ・・・　サービスを誰がやるんだと行ったりきたり。そのうちパーティーはなにがなんだかわからなくなりグチャグチャに！　結局みんなは怒って帰り、ニセの両親もぐったり、ひみこももうどうしようもない・・！

翌日、店長にひみこは前日のパーティーのことで叱られていると急にお店にお客様がたくさん入ってきた。なぜかと不思議に思っていると外からチンドンヤの音が聞こえてくる・・・なんと二人が勝手に宣伝していたのだ。もうお終いだ・・と観念したひみこだったが逆に店長は感謝しまくり！「良いパパとママを持って幸せだ」と。

ひみこはサンドイッチマンとして街を歩かされる。

ひみこのためにと勝手に始めたチンドンヤでひみこと店を救った二人だった。

シリーズ得意のドタバタ劇が早くも炸裂だ。唯一本当の両親を知ってる一作をうまく使って秘密を守ろうと奮闘するところを盛り上げてくれて楽しい内容になっていた。あいかわらずニセモノ両親の勝手ぶりにはホント困ったもので、かなりひみこは可哀想。いっそもう本当のこと言って二人を追い出してヨーロッパへ行っちゃえ！って何度も思う(^^；　まあ、「ママライ」でいじめられるツバサを見るのもドラマの見方のひとつだったように、ニセモノ両親にとことん困ってしまうひみこが物語りの柱なんですが。

結局、二人はニセモノ両親としていっしょに住むことになったのだが、ここでTVの前のみんなが思う疑問がひとつ。「校長先生としての仕事はいったいどうなるのだ？？？」だ。校長先生たるものが学校をほったらかしで娘と東京で暮していていいのか？かなり変だ。この疑問は今後も見ていて「フッ」と頭をよぎることになる・・・。

お向かいのアイコおばさんは俊也の嫁にふさわしいか逐一報告するつもりらしい。いくら元会長秘書とはいえ、現在はただのおばさん。会長から命令されたという話がないので完全に「勝手にやってる」ことのようだ。なんと迷惑な話だ(^^；　だけどだから面白いのだろう。　クラクションで会長の車とわかるとはさすがだが、つまりこれは「迎えに出て来い」というクラクション。金持ちって・・・　「いいのよ」って嫌味っぽくもそうでもないようにも見えるおばあちゃまの口ぶりが怖いところが原さんの演技のいいところ。

「私は俊也さんのものなのヨ！」というセリフがドキッ！(^^；

「お嬢さんなんて呼ばれて家政婦や召使いにかしづかれるのはよくない！」と言ってた一作だったが仕事は召使いたちにやらせろとはどういうこと？？？　疑問が残るがそうでないと面白くならないのだ。家でのパーティーに呼んだのだから3人でやればいいんだけどね。

お向かいのおば様が正面の玄関ではなく裏口から入ってくるあたりは山本達子のときと同じ・・。裏口はカギをしてないのか。無用心だなぁ。

☆次回予告あり（ｔｂｓチャンネル）