第1話「これが私のパパとママ？」

1974年4月2日

ひみこと俊也は結婚を許してもらおうとひみこの実家のある北海道へと来ていた。俊也はヨーロッパへ行く予定があったのでその前に婚約したかったのだが、俊也の祖母がひみこの両親に会いたがっていたのだ。しかし両親は結婚には大反対。東京へは行かないと言うので二人は途方にくれていた。実はひみこの校長先生をしている父はひみこの友達の一作と結婚させようとしていたのだった。二人はそこでおかしな夫婦と出会う。二人は旅役者だったが一座を首になってしまったのだった。しかしそこへ一作がひみこを連れ戻そうと追いかけてきたのですぐさま逃げ出した。

俊也が家を出ると言い出したのを反対するひみこ。俊也は実は島本コンツェルンという大会社の一人息子でいずれは社長になる身だったが、このままではヨーロッパへ行ってる間に勝手に婚約者を決められてしまう！　そこで俊也は東京への汽車の中、知り合った二人の夫婦を一日だけひみこのニセの両親に仕立て上げ、婚約を認めさせようと考えた。

夫婦は仕事がなかったので俊也のお願いを快諾。さっそくおばあちゃんと会うことになるが、芝居しかしらないちょっと変わった二人はとても校長先生夫妻には見えず、ボロをだしそうになりつつも、なんとかひみこと俊也の婚約は無事成立した！　

いよいよ俊也のヨーロッパへの1年間の勉強旅行へ行くときが来た。空港へ見送りに来た一同の前になんとあのにせもの両親が現れてしまったのだ！二人はサービスのつもりで来たのだった。もう両親はすでに北海道に帰っていたことにしてあったので慌てるひみこ。俊也がそこはうまくごまかすことができたが出発の時間が来てしまい俊也は出発してしまう。

見送りに来てくれた御礼を考えたおばちゃまがひみこと両親がいっしょに住みたいだろうとなんと3人で住む家をプレゼントすると言い出した！そこに3人で住めというのだ！大変なことになってしまったひみこだったがすでに俊也は機上の人・・・

俊也が帰ってきたら住ませるつもりだったという家に住むことになってしまった3人。大きな家に住めるとニセモノ両親は喜ぶが出て行って欲しいひみこ。しかしお向かいには元会長秘書だというおかしなおばさん井上アイコがいていちいちひみこのすることを見張っている・・。

翌日から会社に出社したひみこだったが、なんと勝手にニセモノ両親が挨拶に来てしまった！いかにもおかしな二人が登場して困ったひみこはその場を逃げ出すが、そこへさらに北海道からひみこを連れ戻しに一作までもが現れた！ひみこは逃げ出すしかない！
{俊也さ〜ん、助けて〜！！」 　

ひみこと俊也はおかしな旅役者の夫婦と出会った。

記念すべき第一回。いきなりの展開が続き、とにかく「このあとどうなるんだろう」と期待できる面白さ。おかしな夫婦の登場、追い込まれたひみこは・・・ってお話です。シリーズにつきものの、口をすべらせて秘密がばれそうになるのを必死でごまかすシーンも健在。というか連発！

友紀さんはまた今回もヘアスタイルを変えている。ヘアスタイルでキャラクターを変えるやり方はいつもどおり。明菜風（？）のヘアスタイルが似合ってるかどうかは意見の分かれるところだが(^^；　ちょっと大人っぽくというかブティック店員風というかイメージがかなり変わった（後半では多分地毛と思われる長髪に戻るが・・）。　しかしまだ「ひみこ」というキャラははっきりとつかめるような話ではなかった。前4作では第一話でほぼキャラクターがつかめる内容だったと思うが、ここではまだ「普通の田舎から出てきて働くお姉さん」が困って困ってさあ大変といった感じ。まあ、環境が「普通」じゃないんですが(^^；　

婚約が決まり幸せの絶頂の二人のシーンで流れる音楽は「おくさまは18歳」の飛鳥と哲也の結婚式で使われたものと同じものでした。

あの牧場はまた南が丘牧場かな？　・・・と思ったら、「横浜のこどもの国」だそうです。（情報提供タキオンさん）

☆次回予告あり（ｔｂｓチャンネル）