TBSで「ニセモノご両親」の後番組として企画されたそうだが友紀さんが降りたという幻の番組らしい。なぜか製作は松竹に移行しています。ホームドラマチャンネルで放送されたので見てみました。
主演は当時売り出し中だった坂口良子さん。ドラマ自体はなんだか主演が同じせいか雰囲気は「アイちゃんが行く」「幸福ゆき」あたりにつうじるものがあります。彼女は女優というイメージだが意外に歌手としても何枚かレコードを出しています。有名なのは「サインはV」（同タイトル人気ドラマの続編の主題歌＝曲は同じ）「田中丸家ご一同様」の主題歌などありますが、正直歌は「？」です。まあ、女優ですから。ドラマでは歌手の卵でレコードは出したがパっとしないという役のためけっこう歌シーンが多いです。（このあたりは友紀さんに合わせた企画だからか？？？）
でも良子さんもけっこう歌は魅力的なんですよねぇ〜。うん。アクセントが可愛らしいのです。
＜かんたんなあらずじ＞
坂口良子さんは同じアパートに住む孤児カオルをひょんなことからあずかることになります。なつかれてしまってなかなかてばなせなくなるのですが、生きてるという母親をなんとか捜そうとします。しかし、この子が邪魔になってレコードを失敗したり、また、子連れの流し（！）として有名になったり・・・
実は預かったカオルは金持ちの娘なのだが、母親はある事故で足が不自由になり娘が行方不明でさらに記憶喪失になってしまう。しかし自分が生んだという我が子を捜していた。そして自分の子供とも知らず、どうしてもカオルを幼女にしたがります。財産乗っ取りをたくらむ妹と前社長秘書が記憶を取り戻すのをおそれてカオルを、しいては母までも命を狙う・・・
という感じなのですが、歌手を夢見る主人公が幼い子供をひきとって育てる苦労と、その子の命を狙うものがいるというサスペンスタッチな物語。ナレーションがかなりストーリーを紹介していて助けている感じ。
しかし！ その内容がすごい！ まあ、とにかく芸能界を描いた姿や良子さんの苦悩、母の苦悩のシーンなどはまあまあ普通です。しかしそれはさておき、刺客が次々（ほぼ毎回）娘カオルを狙うのですがその手口がかなり変。回を重ねるごとに仕掛けに手が込んできて・・・ 子供相手ならもっと簡単にサクッとできそうなものだが・・・最初はもうハラハラものだったんですがもう後半はアイデア合戦！ 最初は隙を見てクビを・・から、ブーメランでクビを切るとか、凧に殺人用のシカケをするとか、手品でおびきよせるとか・・・ そして、なんと吸血鬼が救ってくれたり宇宙人が現れたりとやり放題！
かなりそれまでのシリーズとは異なります。もちろん友紀さんサイドが断ってから本が変わってることは十二分に考えられますが。私は良子さんが出てることももちろんですが、なんかひきつけられてみてしまいました。シリーズを唯一思い起こさせるのは出演者と監督。
こんなドラマのなかでUFOまで飛ばした監督はご存知故湯浅憲明監督。シリーズでも多くの演出を手がけてますが「ガメラ」はあまりにも有名。特撮がやりたかったのか！？
シリーズからの出演者は・・・
・内田 喜郎（「おくさま」の芦野くん、「ラブラブ」の南太郎）
主人公と同じ歌手の卵でボーイフレンド。歌のほうは出番なしだが
主人公のよき理解者。
・坂倉 春江（「おくさま」の理事長の娘、映画版でも生徒役）
記憶喪失の金持ち奥様の召使。車椅子を押している。
・平泉 征（「なんたって」の卓丸）
娘カオルの命を狙って次々に新たな刺客を送る社長秘書。
やはり悪役がよく似合う！！
・時本和也（「ラブラブ」の洋一）
内田 喜郎がカオルを刺客から守るために雇った探偵（？）
まるでお庭番のようだ。
・純アリス（「ママ」の早乙女マリ）
UFOで現れた宇宙人（！） 超能力でカオルを助けるが、そのまま
連れ去ろうとする。
・愛みどり（ニセモノ」に出演、女三四郎の後のお向かいのお手伝いさん）
主人公と同じく歌手の卵だったが親の金でデビュー。
人気が出てからはイヤミな女に。
・名前不明（ラブラブライバルの高知研修で、高知第一ホテルのフロント従業員山城ナミ）
どんなタレントでもスターにしてしまうことで有名な大物女性プロデューサー
（以上、敬称略）
残念ながら冨士真奈美さんに合う役どころはありませんし、あってもでてなかったでしょう・・・
坂口さんつながりではやはり鈴木ヒロミツさんの出演がうれしいところですね。(^-^)
この原稿はとても友紀さんにはお見せできませんね・・・ シリーズファンの裏話ということで。(^^；
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ひとりごと 岡崎友紀さんをマネして・・・ 管理人が思いつくままに書いてます(^^；