1972年6月24日

白浜で放浪する3人。ウスラとサブはゴルフボール拾いのアルバイトをしていた。一方サヤカは海を見つめながら故郷の父のことを思っていた・・・。するとそこでサヤカは自殺しそうな女性・民子を見つけたすけようとするが様子が変だった。彼女は本気ではなく商売だから邪魔するなという。そこで近くから様子を見ていると、自殺しそうになった彼女を止めに来たのはハヤトだった。彼女は暗い身の上話をして、お金が必要だから自分をお座敷に呼んでくれとお願いする。まんまとひっかかったハヤトは民子を座敷に呼ぶ約束をするが、それを影から見ていたサヤカも「男の人って・・・」とガッカリ！

ひょんなことから知り合った無一文のサヤカを家に呼んであげることになった民子は、さっそくひっかけた大阪の社長の前田というお客さんからお座敷の呼び出しがかかるが、そこに団体客の仕事も入ってしまう。困った民子はサヤカに代わりに行ってくれと頼む。頼まれてイヤとはいえないサヤカは綺麗な着物を着せられてなんだかその気分・・・。

お座敷に行く途中、松村勇吉という民子の知り合いと出会う。漁協組合に勤める彼はちょくちょくお魚を持ってきてくれるのだが民子は「魚臭いしお肉のほうが好き」と、なんだかありがた迷惑な様子だった。

その頃ウスラたちはゴルフ場のアルバイト代も昼飯でパーになり、泊まるところもない。そこでホテルの団体客になりすまし紛れ込むことにした。そして座敷についたウスラとサブはそこで芸者となったサヤカと遭遇しビックリ！　しかし、そこへ席をはずしていた二人が戻ったためウスラ達が紛れ込んでいるのがばれてしまう！とりつくろうこともできずその場を逃げ出す二人！

しかし、芸者の姿をしたサヤカをほっておけない二人は、女中さんに化けて再び座敷に潜入。するとそこでお酒をすすめられて困っていたサヤカを見つけて、酔っ払い相手に大乱闘！！　そこで、隙を見て逃げ出したサヤカはハヤトのいる座敷に偶然入ってしまう。民子のことはウソだと全部うちあけたサヤカは「婚約者に会わす顔がないもんねー」とハヤトをからかう。しかしハヤトは芸者になったサヤカを真剣に叱るが、サヤカも意地を張って聞こうとしない・・。

翌日、昨日のお客さんの前田とデートの約束をしていた民子。「好きだ」と言われて「結婚するかも」と有頂天。しかし民子がデートに出かけた後に勇吉が尋ねてきた。植物園で勇吉の話を聞いていたサヤカはそこでハヤトに会う。サヤカがハヤトと話しているうちに、勇吉は民子のデート現場を目撃した。

民子は結婚するつもりで話していたが前田はそんな気はなく遊びだったのだ。民子に手を出そうとしたところへ勇吉が間に入って民子をかばって蹴られてしまった。そこにハヤトとサヤカも駆けつけ、ハヤトが前田を追い払ってくれた。民子は勇吉に助けられたことで自分の間違いにきづくのだった。

サヤカとハヤトは仲直りし、白浜でのデートを楽しんだ。

「病気の父のためお金が必要で芸者になった」とウソをつき伊集院をだます民子。ホイホイと釣られたハヤトに笑ってしまった(^^)　

泊めてもらうことになった民子のの家で、可愛い芸者姿に変身したサヤカ。意外にも、それほどノリノリでもなかったのは後でわかる。

ホテルの団体客に紛れていたウスラとサブは芸者姿で現れたサヤカにビックリ！

民子を助けようと間に入った勇吉に蹴りを入れる前田社長。

芸者姿のサヤカが見られることがメインとなるお話(^o~)　まあ同じ「変身モノ」でも、「まどか」と違って騒動も彼女が起こすわけじゃないんですよね。

これといったインパクトはないが、まんまとひっかかるハヤトとか、団体客になりすますウスラたちとか、細かいところでは楽しめるお話でしたね。なんかスケールの小さい「寅さん」のようでした。それにしてもホント、行く先々でハヤトが現れるのが不思議(^^；

ゲスト出演者は芸者民子に小野千春さん、勇吉に石川博さん、前田社長に清川新吾さん。

せっかくのアルバイト先「ハマランカ」をなぜ辞めてしまったのか不明だ。舞台をかえるたしかためなくなのかはわからないが、冒頭から再びお金が無くこまっていた。

芸を見せるサヤカがけっこううまい。外人なのに(^^；　そういえば友紀さんは日舞（？）だかなんかやってたようなきがしますが、通じるものがあるのかどうかさえよくわかりません。

オープニングの映像がまたしてもチェンジ。白浜バージョン？

＜ロケ地情報＞

協力：南紀白浜観光協会とクレジットされてます。　
http://www.nanki-shirahama.com/

☆挿入歌「渚のうわさ」
観光地白浜でのデートを満喫するサヤカとハヤト。きっとパール王国（ダイヤ王国？）に帰ってもいい想い出となるでしょう。
　　

「大事なものはすべて、かばんに詰めた♪」　恋人同士といえばやっぱり手をつないで砂浜を駆けるのが定番だ！

☆次回予告
さすらいのサヤカ王女。紀州白浜を後に、今度は和歌山へと乗り込みます。ところがそうは問屋が卸しません。ダイヤ国の追っ手ゴーモン一派は、とうとう和歌山までサヤカの存在を追及します。そんな時、夢にまで見たサヤカ王女のフィアンセ、ハヤト王子がさっそうと現れます！さて、サヤカのフィアンセ・ハヤト王子とは・・・？
次回、「だから大好き！」を、お楽しみに〜！