第5話「赤いピエロのお月様」

チーコはマンガばかり読んで夕食の手伝いはそっちのけだったが「醤油が切れた」ときいて「私が買いに行く！」と言い出す。もちろんサリーの下宿先のお店へ行くためだ。そこへ姉夫婦が夕食をご馳走になりにやってきた。約束の浴衣を姉が縫ってくれたのでさっそく着替えて買いに行く。

しかしせっかく着た浴衣だったがお目当てのサリーは留守だった。がっかりして買える途中山下に驚ろかされてしまって買った醤油瓶を割ってしまう！そこへ村上が帰ってくるがチーコは慌てて帰ってしまう。山下が着たのはアルバイトの件を誤りたいというルミを連れてきていたのだった。

醤油瓶を割ってしまったチーコはもう一度買いに行くが、サリーが近くへ出かけたときいて様子を見に行く。そこでは村上とルミが話していた。サリーの「好きな子がいる」という言葉を聞いたチーコは動揺してまたしても醤油瓶を割ってその場から逃げるように家へと戻る。

暗くなってもう一度醤油を買いに行くチーコだったが村上が２階にいると聞いて窓越しの様子をうかがうが、なんと窓のシルエットで女性とのラブシーンを見てしまう！ショックのチーコはまたしても瓶を割ってしまい自分の部屋へ閉じこもって泣き出してしまう！

そこへ村上の情報があるとトンコが訪ねてきた。チーコから話を聞いたトンコはチーコといっしょに村上の下宿へと様子を見に行く。どうやら演劇部が毎晩村上の家へおしかけて練習しているのだった。外から覗こうとしたチーコとトンコだったが下宿のおばさんに見つかってしまって慌てて逃げ帰る！

演劇部が裏磐梯へ合宿に行くと知ったチーコはなんとかいっしょに行こうと思い演劇部へいれてもらおうとする。キャプテンのみどりからテストを受けろと言われたチーコはトンコと猛特訓。村上の家へとテストを受けに行くが、演技の相手をしてくれた村上に抱きしめれて失神してしまうチーコだった。

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こっそり舞台を降りてきて
ブランコしているお月さま
きっとあなたも
遥か彼方の星の光が
胸に痛くて
一人になって泣きたいのでしょ
赤いピエロのお月さま
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村上の部屋で何が行われているかたしかめようとしたチーコは、裏から覗こうとするが、大家のオバさんに見つかってしまう！

「ちい恋」ではめずらしい爆笑シーン！

村上が「なんとなく好きなこ」というのはもちろんチーコだと思うのですが。 ルミは村上とはいとこ同士というが、幼い頃から遊んでもらっていたという、いわば初恋相手が村上なので しょう。

チーコは3度も醤油瓶を割ってしまいますが、3度目はもう暗くなっていますね！時間の経過がわかりますが、なんだか急すぎ。これは窓から村上さんのシルエットを見るためにそうしたのかも。まあ、それだけ遅くなっても料理ができないという意味もあったかもしれません。しかし、２度も割った娘にまた買いにいかせるのはいかがなものでしょうか？　あの婿さんも重いものなんだから俺が・・・くらい気を利かせてもいいのでは？(^^； お醤油を買うたびに「あぁ・・また割りそう・・」と何回見てもハラハラしてしまう！

トンコ役の笠井さんがこの物語でいい味だしてますね。演技も抜群です。当時から貴重な太めキャラ（失礼）だったのでしょうね。 下宿を覗こうとしたトンコとチーコがおばさんに見つかったシーンでの表情は二人とも最高ですね。(^^)

しかしあの演劇部は女性ばかりの4人だけなんでしょうか？　しかも部長不在・・・？

最後の詩を聞いても「サブタイトル」は意味不明でしたがなんとなく雰囲気のある詩でした。原作には何かエピソードがあるのかな？

村上の下宿のすぐ前のとおりの電信柱に「成城6丁目31」と書いてあるのがハッキリと わかります。

意外に赤塚さんは浴衣が似合います。 村上は演劇部のOBのようですが彼は地方出身者でした。ということは高校時代から単身上京していたということでしょうか？そして大学部からバスケット部？変ですねぇ。（山下もおそらく同様）　 まさか兼任していたのか？

オープニングから花が消えて、タイトルが白バックで徐々に大きくなるようになりました。理由は不明、花のほうが良かったと思います。

☆挿入歌「黄色い船」
サリーの下宿で演劇部の入部テストを終えて親友のトンコと二人で歩く。

☆次回予告
「演劇部の一行がサリーといっしょに裏磐梯へやってきました。サリーといっしょの チッチの胸は喜びでパンクしそう！　するとどうでしょう？　サリーが訪ねてきた チャーミングな女性と故郷の会津へ帰ってしまいます。ひょっとしたらお見合いでは？ そんな噂の中でまたまたチッチの小さな胸は震えます。 次回「小さな恋のものがたり」をどうぞお楽しみに！」