村上のことを一人思いにふけるチーコ。家でもまるでボーっとしていて両親も心配していたが、本人はもう村上のことでいっぱい。ラジオにハガキで相談したチーコは「相手を美化している。もっと自分に厳しく！」と言われ、英語の宿題を始めようとするが、教科書の挿絵を見ただけで頭の中は村上さんとのことを想像して手につかない。結局宿題は後回しにしてラブレターを書き続けるチーコ。

結局ラブレターはできたが宿題を忘れたチーコは廊下に立たされてしまうが、そこでラブレターを渡される村上を見つける。 「あ〜、よりにもよってあんなにもてる人を好きになっちゃうなんて」と泣きだしてしまう。

恐くて手紙を渡せないチーコに、トンコがバスケット部のマネージャーの山下さんにかわりに渡してもらおうと提案。山下さんを呼び出して手紙を託す。その頃ミドリたち演劇部はOBである村上に芝居の演出を依頼、８月の裏磐梯の合宿の参加をお願いしていた。しょうがなくおまけ扱いされた山下は「おれもモテるんだ」とチーコから預かっていたラブレターを自分のだと言い出してしまい、村上に渡しぞびれてしまう。しかしその後トンコに返事を催促された山下は、苦し紛れに自分で返事を書いてデートの約束までしてしまう・・・。

憧れの村上さんとデートができると思っているチーコは夢にまで見る。当日、ご飯をおごるからからと山下はなんとか、村上を連れ出して３人でデートをすることに。しかし入ったレストランの値段の高さに怖気づいた山下は途中で逃げ出してしまう。 村上は傘をチーコに貸したことは覚えてくれていたがどうも会話がかみ合わない。 お金が払えないで困っているところへ、村上の知り合いらしき綺麗な女性が現れて、村上はチーコのことを「山下の恋人」と紹介したためチーコはなんだかわからないままショックを受けてしまう。女性は代わりに支払いを済ませてドライブに行こうと言い出した。綺麗な女性と村上さんが仲よさそうなこと、自分はなぜか山下さんの恋人と勘違いされてしまっていることで傷ついたチーコは、ドライブを断って二人を寂しく見送るのだった。

----------------------------------
夕焼けはなぜ　こんなに懐かしいの
夕焼けはなぜ　こんなに悲しいの
さよならなんて云わないで
おやすみと云って
おやすみと云って
----------------------------------

山下が代筆したとも知らず、村上からラブレターの返事が来たと思い込んでるチーコは、嬉しさのあまり「目がチカチカして」読めない！
そしてなんと村上さん（実は山下）とのデートに誘われる！

山下はデートの約束をしてしまったためひっこみがつかず、村上を無理やり連れてきた。
チーコは村上ばかり見つめてる！

もうとにかく手紙の返事を受け取るときの友紀さんの演技がすべてでしょう！！ドキドキ しながらもう夢中になってる様子が手にとるようにわかります。１８歳シリーズでは見せることのなかった演技ですが、もうあんな表情見せられたら男はたまりませんねぇ。(^^；
「目がチカチカして読めない」なんてね！
デート中に村上さんを見つめるシーンもＧＯＯＤです。会ったときから、レストランの中でもずっと村上さんのことばかりニコニコしながら見つめています。チーコの嬉しさがわかる演技ですね。これらは超必見ですよ！！！！

ゲストにラジオのDJとして土居まさるさんが声で出演。友紀さんとは「ヤング720」からのお付き合いですね。

チーコの妄想の中の二人はいつも赤い傘で相合傘なのですが、なぜ赤い傘なのかは触れられていません。出会いの時の傘も黒でしたし。これは原作を知らないとわからないのでしょうか。

山下役の赤塚真人さんはもう登場シーンのジャージの着こなしからしてキャラがわかります。この手の役はもう十八番でしょう！

ラストシーンは、夕日を見つめる寂しそうなチーコと、「ちい恋」の美しいBGMがマッチして、とても印象深いシーンとなっていました。

ルミが乗ってきた車はたぶん「だから大好き」でハヤトが乗っていた車だと思う。

サリーが下宿してる酒屋さんは「三滝屋酒店」。

「黄色い船は〜どこへ〜行くか〜誰も〜知らない謎ね〜♪」
「夢のようには行かないなぁ」と悩むチーコだったが、夢の中でも着ていた黄色いワンピースに決定！

☆次回予告
「とんでもないデート事件で悲しみのどん底に突き落とされたチエコ。可哀想なチエコをなんとかなぐさめようと親友のトンコは一生懸命。しかし、チエコの恋心はとどまることを知りません。そして、夏休みを目の前に控えたチエコの小さな胸は大きくはばたきます。次回、小さな恋のものがたりをどうぞお楽しみに！」