第43話「夢はもういや」

1971年7月20日

夢子がなんと裏切って校庭で二人の秘密を大声でばらしていた！　学園内を逃げ回る二人だったが追い詰められて噴水に落ちてしまう！　「泳げないよう！ゴボゴボ・・」 しかし、それは花瓶が倒れて寝ている飛鳥の顔にかかっているだけの夢だったのだ。

出かけようとするとそこへ夢子がタクシーで登場。学校の近くまで乗せていってあげると半ば強引に二人を乗せる。しかし途中でみんなに夢子と哲也と飛鳥が同乗してるところを見つかってしまい、まるで夢の再現のような騒ぎになる。しかしここでは夢子がなんと哲也ににキスをして逃げてしまった！問い詰められた哲也は夢どおり噴水に落ちる！

放課後も女子や渋沢先生に問い詰められる飛鳥だったがそこへ夢子が再び登場。助っ人にきたらしい。対決は舞台をかえて園長室へと移動するが・・・。二人を苦手とする園長と哲也は園長室に入れさせまいとドアを押さえるが、二人が哲也がいると知って無理矢理園長室に乗り込んだため哲也はドアにはさまれて・・・

渋沢先生と夢子の対決はヒートアップしまくり！　哲也に婚約をせまる渋沢に夢子が「アンタはずれてる。本当のことを言ってやる」と言い出した。「結婚するにはまず離婚が必要なのだ」と。そこへ飛鳥が乱入し、「私と結婚してるんです。二人は夫婦です！」と宣言！　しかしショックのあまり狂った渋沢先生が哲也をナイフで刺してしまい・・・　というところで夢からさめる哲也。ドアにはさまれて気絶していたのでした。

気が付いた哲也だったが夢子と渋沢先生の意地の張り合いはおさまらず、夢子は秘密をばらしそうになり、そこへ夢と同じように飛鳥までも登場。みんなに報告したいという飛鳥だが半ギレの渋沢は許さない。園長や夢子にやりこめられるが、逆ギレをおこし、哲也を園長室から一歩も出さないと女子生徒を仲間に引き込んで見張ることに。しかし哲也たちは変装した夢子に渋沢先生たちが気を取られている隙に脱出した。

助けてやった礼としてまたしても介抱をせまる夢子。二人はまた夢か？とお互いに頬をつねる。

「夢なら夢子におまかへ！」
哲也と飛鳥は夢子の乗ったタクシーに乗せてもらって登校するが・・・

なんとシリーズの撮影を担当していた山本修佑氏が脚本をてがけてるようです。珍しいお名前なので別人ではないでしょう。なんとなくいつもと雰囲気が違う気がしましたけど。

とにかく渋沢先生ｖｓ夢子が再びスパーク！！　一言一言を言ったあと「ペッ！」とつばを吐くマネでかなり憎しみあってる感じがします。あれは脚本どおりなのだろうか？　最初に夢子が「渋、プッ！沢先生」と言ったのは「渋」という言葉にかけたのだと思いましたが・・・。　
お互いに「オールド」、「マンガ」と呼び合ってますね（渋沢先生ったら自分でもオールドって言ってました）。芸達者二人の対決は必見シーン満載。飛鳥はほとんど脇役です。 園長に向かって「大山」と呼び捨てにする渋沢先生に貫禄があって爆笑です。 しかしドアにはさまれる哲也のシーンは珍しくベタなギャグでしたが、園長室でのやりとりはまるで舞台劇のようでしたね。今回の渋沢先生ｖｓ夢子対決は私の採点では10：9で渋沢先生優勢です！　しかし最後に哲也に変装するという飛び道具を出した夢子のねばりで引き分けということにしましょう(^_^；

しかしこのお話は最終回への伏線か！？と思ったりしましたがそうでもなさそう。　夢子は今回は二人の味方でしたね！しかし、ラストで夢子は両方からつねられてますから一番痛かったと思います。

女子の制服がまた変わり、いよいよ白の半袖のブラウスになりました。夏本番です！ しかもスカートも淡い色のミニに変わりました。 しかし男子はそのままでブルーの長袖です。
ここ数話は夏モードなので飛鳥も薄着です。ついつい豊かな胸元に目線がいってしまう・・いかんいかんと思いつつ。スミマセン(^^；

寝ぼけて夢の中でおぼれそうになった飛鳥の演技は必見。爆笑です。飛鳥ったらカナヅチ？　学校へ遅れるぞとパジャマを脱いだ哲也はそのパジャマをなんとカメラにかける（そこで暗転）。 アドリブかも。

！？　タクシーの中の飛鳥はヘアスタイルがなぜか変わっていておでこが出てて可愛いです・・・おでこにニキビらしきもの発見。
そのタクシーでロータリー前を曲がった（前回走ってバスを追いかけた方向へ）はずですが、ジュンたちが乗っているバスに見つかったシーンではあきらかにロータリーの前の肉屋の前です。しかもバスも反対方向へ向かってます・・・

仲良く登校してるエミさんと渋沢先生ですが話しにでてくる映画はなんでしょう？もしかして二人で見に行ってたりして(^^；　なかなか気が合う二人です。