第42話「キッスがいっぱい」

1971年7月13日

朝寝坊した飛鳥と哲也は急いでバス停へと行くが乗り遅れ、走って登校することに。 しかし学校近くの公園で園長に出会って時間を一時間間違えていたことに気づく飛鳥！ いかに登校中であっても二人で登校などして見つからないようにと園長に叱られる。

いつもより早いにもかかわらずすでに登校していたエミは哲也のために花を用意していた。改めて飛鳥に宣戦布告するエミは授業中でも哲也に色目を使い、しかも歴史クラブにまで入ると言い出した。

エミは自宅のパーティーにテニス部と歴史クラブ（けっきょくいつものメンバー）を招待するという。女子は嘘をついてその場を逃れようとするが高木先生も出席すると聞いて態度が逆転。そう聞いてしまっては行かざるをえない飛鳥だったが、実は女子の中で孤立するエミのことを思っての哲也と海沼先生の配慮だった。

パーティー中、エミは哲也が父と別室で話してるときを利用し、背広とモップで作った影で、いかにも二人がキスをしてるかのようにシルエットでみんなに見せたり、二人でダンスをしてみんなに見せつけるのだった。一方その頃、飛鳥は庭で目にごみが入り海沼先生にとってもらっていると、海沼先生はエミの弟に水をかけられてしまってプールに落ちてしまう。エミと哲也がキスをしていたとみんなにきいた飛鳥は庭で哲也を問い詰めるが、「僕を信じろ」と哲也は飛鳥の額のキスをした。しかしなんとその場面をエミの弟に見られて
しまい、エミはそのことを弟から聞き出していた。

翌日エミと渋沢先生は飛鳥を追い払うべく哲也から事情を聞き出そうと園長室で問い詰める。しかし、他の女子が見たのは哲也とエミがキスをしているところのシルエットだったのでさらに話が混乱してしまう。そこへ海沼先生が登場。飛鳥とキスをしていたのは私だと言い出した。飛鳥の目に入ったごみを取っていたシーンをエミの弟に見られたからそれを勘違いしたのだろうと（実は勘違いだが）いうことでなんとか事態は解決。

「今度も私の負けだがこのままでは絶対に引き下がらない」と飛鳥に言い残すエミ。もしやエミが二人のことを感づいたのでは？とビビる二人は翌日から登校時も離れて歩くことにしたため、さらに哲也のことが心配な飛鳥だった・・・。

エミはモップと背広で哲也とのキスを思わせるシルエットでみんなを驚かす。

間違って早起きして登校したこともキスの混乱とは一見関係ないようで実はラストシーンにつながっていました。エミがシルエットで哲也とキスしてるように見せ、飛鳥の目に入ったごみをとるところを弟が目撃。弟が飛鳥に水をかけたことなど、すべてが繋がっていました。

園長室で海沼が話している画面の隅でも友紀さんが細かくそして楽しい演技を続けているのを見落としません！　「小娘！？」とツッこむ飛鳥は抜群のタイミングです。 セリフがないシーンでも必ず友紀さんたちは細かい演技を続けていますので気がぬけません！

さらに衣替え（？）で女子の制服はベストが無くなりました。

エミのお父さんは銀行家のエリートのようですがかなり老けてます。あんな小さな子供がいる人にはとても見えません。

エミの弟から水をかけられて「まあ、とっても可愛いお坊ちゃまだこと！」という飛鳥にちょっと「まどか」の面影を見ました。「まぁ、〜だこと」なんてなんだかちょっとした奥様風なセリフ。 哲也が飛鳥にキスしたシーンと園長室での回想シーンは別撮りですね。