第37話「わたしまじめな奥さんなのよ」

1971年6月8日

朝から体の不調のせいか覇気のない哲也。飛鳥のキスで元気を出すが学校で倒れてしまい、飛鳥もそのニュースをきいて貧血をおこしてしまう。

哲也は盲腸で手術をして入院することになった。渋沢先生や女子生徒たちのお見舞いで病室は大騒ぎだが、飛鳥はそこで同室に入院する野沢ユキオという容姿にコンプレックスを持つ男と出会う。ユキオは自分の顔を見て笑ったりしない飛鳥を気に入ってしまう。　

病院でも「おくさん」とは名乗れない飛鳥をいいことに夢子は哲也の看病に乗り出す。追い返された飛鳥をユキオは散歩に誘い、いろいろ思いを伝えるが、実はとうの飛鳥は哲也のことでそれどころではなかった。しかし調子にのったユキオは飛鳥と結婚をしたいと母親に言い出す。

一方飛鳥は、哲也の入院騒動での周りの女子たちの態度にもう我慢できなくなり園長に「結婚したことを話す！」と言い出した。飛鳥の「どうして結婚していけないの？」という言葉の一部分だけを立ち聞きした渋沢先生がそのことを哲也の病室で口にしたため、それを聞いたユキオは飛鳥が自分のことを言ってるのだと勘違いしてその気になってしまう！

女性に相手にされずにノイローゼで自殺未遂までして入院したのだということをユキオの母に聞き可愛そうに思った飛鳥はデートをOKする。「飛鳥さんと結婚するんだ」と激しく思い込んでしまった ユキオは「かわいそうなユキオのためのデートだった」ことを母親からきいてしまい再び自殺をはかろうとする。踏み切りで飛び込もうとするユキオを止めた飛鳥は「私たちも結婚してるけどそのことは誰にも言えない。つらいのはアナタだけじゃない！」と真実を話してユキオを説得するのだった。

飛鳥から生きる勇気をもらったユキオは立ち直るが、一方の飛鳥は相変わらずの毎日をおくるのでした・・・！

盲腸で入院した哲也の面倒をみようとするユメ子。

授業中に寝ぼけてうっかり「ん〜。アナタン」と口にしてしまう飛鳥ですが、普段は「てつや〜」と呼んでるはずだったと思いますが、甘ええるときは使い分けてるのかも？(^^)

しかしあそこまで面倒みてあげて（起こして、食事させて、着替えさせて、目覚めのキスして・・）学校ではモテモテのだんな様のことをガマンして・・・飛鳥は大変です。

ゲストに平泉征、原泉。平泉さんは「なんたって18歳！」の本田卓丸役、原泉さんは「ママはライバル」や「ニセモノご両親」でその後出演されるのでなんと豪華なことでしょう！(^^)　「太陽にほえろ」では、次の新レギュラー候補をゲストで出演させてテストしていた・・・というのは私の考えすぎですね。(^^；　平泉さんは卓丸役では2枚目（？）だがここでは自分の顔にコンプレックスを持つ役というなさけない役です。

脚本の石松氏は初登場です。数年後「野わけ」でも友紀さんとお仕事されています。

リビングの赤いカーテンも初登場？　なんとなく違和感。(^^；

大勢でドアを開けようと試みる女子たちですが、あそこのドアは「引いて」開けるのではないでしょうか？あれでは本当に壊れます！

夢子のセリフ「けっこう毛だらけ、ネコ灰だらけ」という流行語もひさしぶりに聞きました。

ひとりぼっちの飛鳥の夕食はコロッケ2個でした。いつもの人形も男の子が倒れていましたね(^o^)
しかし無用心にも鍵をかけてないので（？）夢子さんも出入り自由です・・・。

多摩川近く（？）の遊園地ってどこでしょうか？

後半はなんというか「おくさま〜」らしくない（？）お話でした。が、飛鳥のかわいいシーンがけっこう盛りだくさん（アップのシーンもいっぱい）の回でした。(^o^)/