第34話「イヨオ！ マンガねえちゃん」

1971年5月18日

帰り道、飛鳥の後をつけてきたタカシたち。　隠れて様子をうかがう哲也は子分3人組につかまるが、うまくタカシたちを追い返させるのに成功した。家に帰ってみるとお向かいのおば様が函館へ引っ越すことになったと泣いていた。もうお見合いを世話できないと嘆いていたおば様だったが、代わりに越してくる花咲夢子（遠い親戚の赤の他人！）を思い出した。つまり これで毎日お見合い状態！？

紹介してもらった花咲夢子はかなりの変人だったが有名なマンガ家でファンの飛鳥も大喜び。が、一目で哲也を気に入った夢子は哲也をモデルとして強引に連れ出してしまう。飛鳥は今まで苦労したのは最初に秘密を作ったからだと思い、夢子には最初から本当のことを打ち明けるが・・・

証拠を見せろとせまる夢子。一日中見張ってやると意気込む夢子から二人は逃げるように学校へ出かけるが、夢子は後を追って学校にまで乗り込んできた。飛鳥が朝慌ててしまったため自分のハンカチを間違えて哲也に持たせたことから学園では騒動が始まる。二人を反省させる園長の言葉を盗み聞きして本当に夫婦だと知る夢子。夢子はせっかく見つけた理想のマンガのモデルが結婚してることが悔しくて仕返ししてやると心に決めてしまった。

ハンカチ事件のことで家に乗り込んできた渋沢先生に夢子はあのハンカチは妹のものだと証言して追い返してくれる。しかし、モデルにもならない男には興味がないといいつつも「バラすわよ！」と二人をおどして哲也に甘えたり飛鳥をこき使おうとするのだった。今後どうなることやら・・・心配の飛鳥だった。

おば様が最後に紹介した人が漫画家花咲ユメ子。

前回が「あんな感じ」だったのでここから新章突入なのか！？　というわけでオープニングで「私飛鳥、18歳のおくさまなの」と自己紹介。
シリーズもここまでくると友紀さんの演技も表情豊かで、どんどんコミカルになってきてます。（哲也との後ろ髪の引っ張り合いはケッサクでした！）

ダメージ感激の俳句集その7
「高校生、逃げる後ろに春の風〜」　（飛鳥をしつこく追ってきたタカシたちを追っ払って感激！）

ついに夢子の登場！　登場早々暴走開始！　変人ぶりも見事。声が今と同じ（あたりまえ）です。
名台詞 「くやしいわ！くやしいわ！何だかとってもくやしいわ！」も軽快です。

先に秘密をばらしておけばこの先苦労はないと思ったがそれが裏目にでてしまうのはご存知のとおり。しかし話した人が悪かった！　この先最終回までおどかされ続けるんですね〜。

しかし証拠を見せろと言われて二人がなぜアタフタするのか不明です。必ず「証拠を見せろ」と言われますが、やっぱり最初は信用できないかも。

渋沢先生と夢子のライバル対決第一弾は夢子の勝利！？

オープニングで哲也が帰ろうとして歩いている方向が変ですが、もうこのあたりのツッコミは要りませんね。

花咲夢子の代表作は「青春スマッシュ」「女ド根性」「星から来た恋人」「おばあちゃまは17歳」 「嘆きの太陽」など。飛鳥は授業中に読んでるそうだ。　ん？「おばあちゃまは17歳」？？？

お向かいは引越し早々すでに部屋の中が風船でいっぱい！　 門の表札がちゃんと「花咲」になってます！