第33話「てんでブルーな誕生日」

1971年5月11日

放課後、哲也を捕まえたチャコやジュンたちは高木先生の家へ掃除へ行くと強引に哲也を引っ張っていく。飛鳥のほうはタカシたちに家まで送って行くと、これまたカバンを奪われてしまい懸命に追いかける。部屋を占領された哲也、そこへタカシたちを追いかけてきた飛鳥。タカシたちは飛鳥の兄に会って交際を認めてもらうとするが、しかし、家の前まできて「兄貴は怖くて機嫌が悪い」となんとか男たちを追い返し、哲也も飛鳥からの電話を園長からだとごまかしなんとかジュン達を追い返すことに成功した。

翌日（土曜日）、牧場のおばあちゃんの誕生日を祝おうということでパーティを計画する。お互いに「兄の」「妹の」誕生日だとごまかして女生徒や男子を振り切り家へと帰るが、両グループとも「妹の」「兄の」の誕生日を祝おうと高木家へ乗り込もうとする。 家では二人だけの誕生パーティの最中だったが、買い忘れたフォークを買いに出た飛鳥は偶然家へ乗り込んでくるタカシやサチコたちを発見！

仕方なくとった飛鳥たちの作戦は「お互いを待ってるという設定で20分ごとに入れ替わる」というもの。 そこからまたしてもドタバタ劇が始まるのであった！　バス停へ行ったり、ブランコに乗りにいったり、ボートにのったり・・・　相撲を取りに出かけたり。

しかし、時計が狂ってしまった哲也の痛恨のミスで玄関前でバッタリ・・！！！　その場から逃げるしかない哲也と飛鳥・・・ どうなるのォ〜？？？

二人は田舎のおばあちゃんのために東京でお誕生日会を開くが・・・

「そして次の日の朝〜、哲也はまだ眠っているのだぁ。」場面転換に飛鳥がカメラ目線で登場。

誕生日だったのは哲也でも飛鳥でもなくあのおばちゃんでした。いくらなんでも嫁さんのおばあちゃんの誕生日まで覚えている旦那さんはいないと思われますけど。でもお祝いは電報ではなく電話で済むのではないでしょうか？　直接お祝いを言ってあげてください。(^_^； 哲也も「便乗して」とつい言ってしまってますが。

というわけで、今回はかなり秘密がヤバくなりました。前半戦の山場という感じで、最終回みたいな要素が含まれていたように思いました。女子の言う高木先生の家と男子のいう飛鳥の家が同じであるということをまだお互いが知らなかったのだが・・・。
いよいよドラマはじまってい以来の大ピンチ！！　で、最後、結局二人は走って逃げたんですが（・・・やっぱり！）あの後はとてもごまかせたとは思えませんけど(^_^；　　どうなったんでしょうねぇ。翌日の騒動が知りたいですねぇ！

ストーリー的にはいったんここで一段落した感じではないでしょうか。 そしていよいよ物語りは夢子さんやエミさんの登場する怒涛のシリーズ後半へと移ります。 ここで見られた楽しいドタバタ劇が新キャラなどを引き金にエスカレートしていくわけです。

桜ヶ丘の様子がよくわかるお話です。ボートに乗った川は多摩川でしょうか。

今回の飛鳥のボーイフレンドはいつものケンイチや芦野の姿が見えません。タカシのみであとは目立たないトシオとほとんど見かけない男（中町二郎さん）です。それなのに「今日こそあっちゃんのお兄さんに会って交際を認めてもらおう」などと言っております。 普段からみんなでそんな話でもしてるのでしょうね。 また、園長先生が来ると知って逃げ出す女子たちですが、普段の様子を見ていてあんな感じで逃げ出すとは思えません。そこまで恐がってないでしょ！？

哲也のファッションも見もの！　テカテカの黄色いシャツに首に直に巻いたスカーフ（？）がすごいです。
「ランラランランばあちゃん♪」の歌もナイス！

☆ケーキ用のフォークを買いに行く飛鳥が口ずさんでいたのは「花びらの涙」。

☆飛鳥のホットパンツ（と当時は言ってたと思う）姿もまぶしい傑作！！　 お気に入り度1000です！