第31話「まったく不愉快！！」

1971年4月27日

ちょっと寝坊したため朝から時間がない飛鳥。仕度に手間取る哲也に急いでいたため適当に服を選ぶ。哲也は結局焼け焦げた背広にビールのシミつきでしかも鍵裂きのズボンで出かけるはめに。みっともない姿の哲也に「いつもモテすぎるから」という飛鳥。その姿を見た女生徒も 「男は中身だ」というが・・・

ズボンを生徒に裁縫してもらう哲也だが、そこへ代理教師の白鳥が登場！　その二枚目ぶりに女生徒たちや渋沢先生ら全員ポーッとなってしまう。その白鳥先生に比べ高木先生のカッコワルさが際立ってしまい全員哲也に幻滅してしまう。

白鳥先生に夢中になる女生徒や渋沢先生。哲也の人気がガタ落ちになったことにショックな飛鳥は前日の夜から夕飯そっちのけで気合を入れて哲也をシャキッとおめかしさせて出かけさせる。しかし渋沢先生には「手遅れ」とまで言われる始末。

学校中が白鳥先生の話題で持ちきり。白鳥先生がテニスの国体選手だと知るとジュンやサチコまでが歴史研究会を辞めてテニス部へきてしまう。なんとか見返したい飛鳥は哲也をあおるがモテようとも思わない哲也は乗ってこない。そこで飛鳥は母性本能に訴えようと無理やり仮病を使わせることに。いったんうまくいったかにみえたが、哲也が渋沢先生の熱烈な攻撃から逃げ出してしまいバレてしまう。「飛鳥・・・！！」シラーッとする一同・・・

ま、いっかと開き直った翌日川崎先生の復職が決まったため白鳥先生の辞職が発表される。 首切り反対を唱える渋沢先生＆女生徒は園長から結婚して婿養子に行くのだと説明があると急激にトーンダウン！　・・なんだか幻滅する生徒達。こうなると追いかけるのはやっぱり高木先生しかいない！

新しく来た臨時教師白鳥の二枚目ぶりに今日のダメダメ哲也では差がつくいっぽうだった。

哲也のライバルとして代理教師白鳥役の峰岸隆之介（現在は峰岸徹）がゲスト出演。 「独身でアパートに一人暮らし。部屋代1万2千円。好きな食べ物が豆腐にスパゲッティ。 キライな食べ物はチーズにナマコ。お酒の適量水割り5杯。煙草は1日焼く20本。愛する音楽はバッハにビートルズ。ゴーゴーも断然上手！　さらにギター、射撃、油絵、作詞がプロ級、車のＡ級ライセンスを持っている。学生時代はテニスの選手で国体で優勝している（すごい！）」
以上、白鳥先生プロフィールでした。

■サチコ落胆の俳句集■
「白鳥は、悲しからずや蔵の中　質札の中に今は消え行くだけ・・」
（質屋の婿になろうとして去っていく白鳥先生の後姿を見おくりながらつぶやく）

所帯持ちってそんなに魅力無い？(^^；　養子だから？

哲也がもてると困るがもてないのもツライ飛鳥。女心は複雑です。

あんなおんぼろの服をそのままタンスにしまっておくこと自体がおかしいといえばおかしいかも。