第29話「全員ハンターイ！」

1971年4月13日

テニスの練習中に飛鳥を連れ出し、できなかった逆立ちをしてみせる芦野。人間やればなんだってできるんだと飛鳥にいきなりプロポーズをする！　それをきいたタカシやケンイチまでもが負けずにプロポーズしてきた。人前での出来事だったのでたちまち全校の話題になってしまい海沼先生までもがその気になってしまう。

「もてすぎるってつらいことなのね。私ってそんなに魅力的かしらぁ」とちょっといい気になる飛鳥だったが、翌日から学園では追い掛け回されてもう困り果てていた。海沼先生と男たちは飛鳥がいい返事をくれないのは高木先生を好きだからであるとし、結束してライバルである哲也を小山さんと結婚させようと計画する。いつも高木先生の授業は女子が騒いで迷惑していることを口実に「学園のために小山さんと結婚してくれ」と言い出す男子。しかしもちろん女子がそれに猛反発。女子は渋沢先生を味方につけデモを始める！　そしてそれが「学園紛争」（ちょっと大袈裟）にまで発展する騒ぎになり園長も困ってしまう。

園長室に乗り込んできた男子と女子のデモを前に、園長は騒ぎの責任をとって辞職すると言い出す。すると「責任は私にある」と言い出す哲也。お互いに辞めると言い出すとデモをしていた者たちは逆に困ってしまう・・・。さらに「私さえいなければ・・・」と小山さんまでが言い出し、「高木先生をあきらめるからみんな仲直りして！」とお願いする。そこへ「ハンターイ！」とデモに参加してなかった飛鳥が飛び込んできた。「なぜ小山さんが辞めなければいけないの！」とみんなを説得。こうして騒動はなんとか収まった。（でも園長の飛鳥が高木先生のお嫁さんにという例え話には全員一致でハンターイ！）

帰りに子分3人組みがやってきて「大きくなったら飛鳥殿以外はお嫁さんにしないと決めた！」 と言い出した。騒ぎはまだまだ終わらない！

高木先生と小山さんの結婚をすすめようとする男子に猛反発する飛鳥たち。

海沼先生はプロポーズする前に断られるという悲しい結果。渋沢先生に突き飛ばされるは、あぁ、なさけない・・・。それにしてもなぜ渋沢先生は最後園長室に乗り込まなかったのでしょう？

「先生が2枚目過ぎる」と言われて哲也の顔がアップになった瞬間「え？」と思ったのは私だけ？　（すみません）　でも当時は・・・ですね！

普段は恐くてキライな渋沢先生も味方にしたらこんな心強い味方は無いかも。

男子と言い合いになったときの「掃除当番も代わってあげないわよー」という飛鳥のセリフに、「あ〜、あるある。」と思っちゃいましたね。何気ないセリフに普通の学校生活であるということを感じさせます。

おそらく初めて黒バックで「つづき」と表示。

ジュンがなぜかテニス部に・・・。

今回モテモテの飛鳥ですが、髪を少し切ったせいかいつにもまして可愛かったような気がします。(^^)

☆見てるこちら側は飛鳥と哲也がすでに夫婦であるということを知ってるため、前半から物語にグイグイと引き込まれた傑作。