第28話「ヤキモチはやきません」

1971年4月6日

学校の帰り、哲也が着物美人といっしょに帰ろうとしているのを見て「キーッ！」とヤキモチを焼きまくる飛鳥。そこへ子分3人組がやってきたのでそーっと後をつけてみると公園で中むつまじい様子（実はレゲェおじさんに驚いて抱きつただけ)を見て飛鳥は子分に退治を命令！　美人の人は逃げだし、哲也はコテンパンにやられてしまう。

飛鳥の仕業と知った哲也は、女性は実は学園の卒業生で大学書房の社長のお嬢さんである松村キョウコさんが10万の百科事典を寄付するために来ていたのを送っていただけだったのだと説明。飛鳥の軽率さで話も壊れそうになり、哲也は「おくさんとしても落第だ」と強く叱った。園長先生からの話で「ヤキモチも程度問題。相手を信じることが大事。」と諭され「もうヤキモチはやかない！」と決心する。哲也が小山さんと話してようが、誕生日でネクタイをもらおうが気にしないよう努める飛鳥。「良かったわね〜」という飛鳥に驚く哲也だった。翌日も飛鳥がしめさせたプレゼントのネクタイの件でやりあう小山さんと渋沢先生を見て「みっともないわね〜。ヤキモチは」と納得する飛鳥だった。

哲也の誕生日のプレゼントをみんなで買おうと誘われる飛鳥。いっしょに買いに行くがここでも我慢の連続。無理してはしゃぐ飛鳥は奥さんとしてのプレゼンとは他にあるという。そして夜、渋沢先生が哲也の誕生日に食事に誘いにくる。渋沢先生のためにもデートへ行けと言う飛鳥。「ヤキモチをやいて哲也をこまらせない」ことが飛鳥のプレゼントだったのだ。

家で一人で「ハッピーバースデー」を歌う飛鳥・・・。ヤキモチを無理やり我慢します。そのころ哲也は大学書房のお嬢様に会い、飛鳥が「兄」のためお詫びの手紙を出していたことを聞かされる。おかげで百科事典の件は予定どおりに寄付されることになった。話をきいた哲也は渋沢先生とのデートを途中で切り上げ家へ帰る。無理して自分の感情を抑えている飛鳥に哲也は「ヤキモチをやくのをよすのを止めて。今の自然の飛鳥が好きだから今のままでいてくれ」と話す。と、きいて暴れだす飛鳥！　人形にあたるは、果物は投げるは、哲也をつきとばす・・・！！

翌日からはいつものとおり。小山さんや女子生徒から哲也を守るのに必死の飛鳥。
「来ちゃだめ〜ぇ！高木先生に触っちゃダメーッ！」

ヤキモチをやかない飛鳥の豹変ぶりにとまどう哲也だった。

ダメージ感激の俳句集その6
「女漁り、フラレた兄貴の間抜けヅラ〜」　（哲也と着物美人との中を引き裂いて感激！）
しかし、やられた哲也の無残なこと・・・　とっても情けない顔になってます。(^^；

園長に「おくさんは猫年なんですか？」と猫のポーズをする飛鳥。それがとってもかわいいんです。園長につっこまれるまでそんな年がないことに気づきませんでした・・。(^^；

嫌がる哲也をデートに送り出すのはプレゼントとしてはどうでしょう？(^^； 逆にかわいそうだったりします。

飛鳥のヤキモチ爆発でソファに転んだ哲也と反対側のソファに転がる「そっくりな」人形の演出が「おくさま〜」らしくていいですね。

夕食の準備で口ずさんでいるのはおなじみ「小さなお城」。

松村キョウコ（高野ひろみ）さんは着物姿だと老けてみえて哲也の相手には「え？」という印象ですが、髪をおろして洋服で現れた姿はかなりの美人さんで飛鳥がヤキモチをやくのむ無理はありませんね！

寝室のドア、入って左側の壁にブルーのカーテンがかかったところがありますが、そこから奥へ行ける（洗面所？）か、または小部屋？らしきものがあるようです。何でしょうねぇ。

みんなで買った人形は本当に哲也に似てるのでびっくり。探したのか、作ったのか？

飛鳥の着ている黒に赤い星がひとつついた服がほしいです。

園長にはヤキモチ焼きの奥さんがいるということだが、そのことは最終回ではっきりします・・・。

☆今回は派手な場面は少なかったものの、とても好きなお話のひとつです。