第27話「すてきに悲しい日曜日」

1971年3月30日

テニス部のコーチの立場を利用して練習中になんとか飛鳥に近づこうとする海沼先生。 それを察知した哲也はすかさず飛び込んできて引き離そうとするが、飛鳥が海沼先生をかばうので面白くない。校舎裏で言い争いをしていると小山さんが現れて仲裁に入る。「心の安らぎを求めなければ・・・」という小山先生のことばに反応する二人。哲也はこの頃飛鳥の身の回りが気になってしかたがなかったのだ。飛鳥にあてつけるように小山さんと帰る哲也だった。

小山さんの言葉に奮起した飛鳥は心のこもった豪華な料理を用意して帰りを待つが、なんと哲也は小山さんと食事を済ませてきてしまう。悲しくて泣いてしまう飛鳥にお詫びとして哲也は日曜日に銀座へ連れて行ってあげると約束する。しかも一年前のその日は、二人が始めて「好きだ」と言った記念日だったのだ！　お互いに記念のプレゼントの交換を約束した。

しかし土曜日、海沼先生の母親がやってきて恋人がいないなら連れてくる人と結婚しなければいけなくなったという。そこで飛鳥に恋人の役をやって欲しいと言い出した。あたふたする哲也。飛鳥は話を断り小山さんを強引に推薦する。しかし、小山さんは哲也に、「日曜日デートしてくれたら恋人役を引き受ける」、海沼先生もまったく同じ条件を飛鳥につきつけていた。二人はお互いに内緒で交換条件をそれぞれ受けてしまう。

約束したはずの日曜日、お互いに嘘をついて別々に出かける二人。小山さんとのデートの途中で約束のプレゼントを買いに銀座へ向かう哲也だったが、飛鳥も同じことを考えて銀座へ向かったためデート中バッタリと出会ってしまう！　

気まずくなった哲也と飛鳥は走って逃げる・・・！　 家に帰っても顔を合わせられない二人だったが結局また喧嘩になってしまった。

二人に倦怠期でもきたのか？という感じで、お互いに浮気（？）をしてしまうストーリーになっています。途中までアツアツだったのに・・・
お互い好き同士でもなんとなく気持ちがすれ違うってあるんですよねぇ・・・ なんだか「おくさま」らしくなく（？）微妙な夫婦の感情を描いた作品でしたが見終わった後になんだか淋しくなってしまいました。もうあまり見返したくないなぁ。

海沼先生の強引なお願いなどキッパリ断れば済む問題だろうと見ていて腹立たしい。 なぜ普通に断れず、しかもなぜ交換条件まで出されるのかよくわからない展開で、またそれを受けてしまうのか（特に飛鳥が）理解に苦しみます。もう少しわかりやすい表現があったのでは？と思います。 実のところ飛鳥にも日頃からのストレスで哲也以外の男性といたいという気持ちが（哲也も同じ）ちょっぴりあったのかなぁと推察しますが・・・。サブタイトルがなんともいえず絶妙。

というわけで、落ち込んで泣いてしまう飛鳥を見てると浮気でなくても、食事を先に済ますのも悪いなぁ・・ごめんね〜と絶対思いますね！

高木家の夕食はまだ外も明るいうちから食べるようです。

4人が鉢合わせした場所は本当に銀座ですか？？？　あの飛鳥の白い帽子が可愛かったです。