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第15話「お夢は白い船の中」
佐々木守 青野暉

1971年1月5日
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今日の学園の話題は伊豆の「浮かぶホテル・スカンジナビア号」。高木先生を捕まえた女生徒は日曜日に連れていけとせまり、飛鳥は男子生徒にせまられてしまうが二人はなんとかその場は逃げることに成功する。海沼先生と小山さんは輪の中に入れてもらえず寂しい思いをするが・・・。

「ウワ〜ン」
鉢合わせしてしまった4人

 哲也と飛鳥はこっそり土曜日から泊りがけでスカンジナビア号へ行くことに決めた。 伊豆への車中は幸せいっぱいの二人。つい窓から大声で「哲也は私のだんなさま〜！」 と叫んでしまう飛鳥！ しかし、実際行ってみると傷心旅行のつもりできていた海沼先生と小山さんとバッタリ！ 仕方なく偶然を装う哲也と飛鳥をよそに、一緒に泊まろうと言い出しここぞとばかりに二人はそれぞれの想いをぶつけようとする。船内を散歩したり、食事したり、ダンスしたり・・ 小山さんの攻勢にヤキモキする飛鳥。勘違いから幸せいっぱいの小山さんと海沼先生だが、当の哲也と飛鳥は二人で会えない辛さからストレスがたまっていく・・・

翌日抜け駆けして飛鳥とドライブを目論む哲也だったが、なんとそこへ生徒達がやってきた！ 今来たところだとごまかす4人はまたホテルへ逆戻りだった。哲也は女子生徒にドライブを強要され、飛鳥は芦野達のペースに巻き込まれてしまう。　小山さんと海沼先生はまた 二人取り残されて・・・　

寂しく別々に帰った哲也と飛鳥だったが、二人きりでいられるのはやっぱりあの家だけだった・・！
船上ではいいムードでしたが・・・

随所におもしろい演出がちりばめられています。 伊豆へ向かう車の中の飛鳥と哲也の会話は写真でのみ（静止画）というおもしろい演出が不思議な効果を産んでます。

スカンジナビアの前でバッタリ会ってしまった４人。そのとき高木先生の手にはお泊り用の飛鳥の荷物が！！　バレなくてよかったんですが・・・なんとか日帰りで帰そうと考えた哲也でしたが飛鳥にそのウソは通じず結局４人で泊まることになってしまいました。

飛鳥の高校生とは思えないアダルトなムードの（？）白いドレス姿がステキ！　 哲也と小山さんのタンゴは不気味です。飛鳥の熱い怒りを表現してるのでしょうか。しかしこんなところで踊らなくても・・・(^^；　 髪をおろした小山さんはなかなか可愛らしい感じです。こっちのほうが似合うと思います。 でも一人で来てたにしては赤い素敵なドレスが用意されていたようです。（手ぶらにみえましたけど）

こっそり閉めようとしたトランクの音が鳴ってしまい「シィ〜！」と言う飛鳥のシーンがお気に入り。

ラスト、 別々に帰ってきた二人が出会うというシーンが素晴らしいと思います。 また、船では落ち着いてキスもできなかったり二人だったが落ち着けるお家では二人っきりで・・・ などという演出も見られました。 二つのキスシーンもシルエットで対比させて見せる演出も秀逸です！

　

哲也の車は品川51の61-97。レンタカーなんですかね、やっぱり。庭があっても車止まってないし。

細かいことですが家へ帰るとキチンと雨戸が閉まっていました。

☆今回のお話はお気に入り度10です！ 　　さすがビデオに選出されるだけあって名作。必見シーン多数！

　

☆次回予告あり