第26話「愛はおしみなく・・・・」

1974年3月26日

自分の留守中にしずかと洋一がいっそう仲良くなったと報告を受けて落ち着いていられない社長は専務と相談してポケットマネーで海外へ新婚旅行へいかせてやるから洋一以外と結婚しろとしずかに命令する。しかししずかは「洋ちゃんしかいない！」とゆずらない。するとそこへ南が大学の卒業試験に合格、しかもしずかとの結婚をパパが認めてくれたので新婚旅行で世界一周へ行くと言い出した！

住宅展示場でしずかは洋一にハッキリ言って欲しいとせまるが洋一はノラリクラリとかわそうとするのでしずかは思わず洋一の頬を叩いてしまう！　そこへ神田が現れて「男なら好きな相手に突進する！愛はおしみなく奪う！これが男の心意気だ！」と洋一に言い聞かすのだった。洋一はその場にいられなくなり立ち去ると、神田は降られることを承知のうえでしずかにプロポーズする。しかししずかは小さいときから洋一しか見てなかったことを話すのだった。

神田が去るともう一度洋一がしずかの元へ現れる。「君が好きだから誰にも渡したくない」と告白。しずかにプロポーズする洋一。信じられないしずかは思わず洋一に頬をつねってもらう・・！

洋一としずかが結婚すると知って会社は大騒動。南コンツェルンからのお金をあてにしていた出雲のおば様もまざってなんとか結婚を阻止しようと密談。前回はしずかを無理矢理結婚させようと失敗したので今度は洋一をターゲットにすることに！

式場選びに苦労していた二人に「紹介してあげる」とおば様が二人を呼び出した。とまどう二人に強引に話を進め、洋一に貸し衣装の衣装合わせまでさせることに成功。そこで用意した花嫁と結婚させるつもりだ。サイコロの丁半でついに社長が花嫁役に決まるとそれを立ち聞きしていたハチゴロウが「これはマズイ」と洋一を気絶させて自分がすり替わる！　ハチゴロウが替わってるともしらないおば様の手下はハチゴロウにマスクをして記念撮影の場へ連れて行く。バッチリ作戦成功と思った瞬間・・・マスクをとるとハチゴロウが現れた！！

数ヵ月後、ついに二人は教会で結婚式を挙げ、新婚旅行に出発した。しかし最後まで抵抗しようと悪魔に魂を売ったように藤乃社長は二人の車に爆弾を仕掛ける。しかしそんな仕掛けさえも幸せいっぱいな二人には通用しない。二人は幸せの旅に出かけた。

「愛はおしみなく奪う！」
神田さんは最後にプロポーズをするが見事散る。わかっていても・・・やるときはやるのだ。

しずかの思い描く洋一との結婚生活。二人には子供ができて、やがて孫に囲まれて幸せに暮らす・・！？

「愛はおしみなく奪う」
可愛さあまって憎さ百倍、二人の乗る車に爆弾を仕掛けた社長は神の罰を受ける！

感動の最終回。もうあっという間に終わってしまった祭りのような最終回でした。なかなか素直になれなかった洋一のプロポーズから怒涛のごとく進んじゃいましたね！　冷静になるといろいろとつっこみどころはあるんですが(^^；　「なんたって」最終回のときのような楽しさと寂しさが同居した不思議な感覚に包まれてます。「愛はおしみなく」というサブタイトルもいいなぁ。　いつまでもこの「ラブラブ」のもっていた空間に浸っていたい・・・そんな気持ちです。素敵な映画を一本見た後のような、こういう気持ちに私をしてくれるドラマってホント減りました・・・。
※ちなみにシリーズで友紀さんがカメラ目線で最後の挨拶をしないのは「ラブラブ」だけです。

子供の頃から夢だった洋一と結婚できてしずかは幸せになるのでしょう。あの空想の老夫婦のように末永く！　その空想ですが、ああ、友紀さんとの新婚生活はあんな感じなのかなぁと思わずにはいられない私でした。(^^；
ほんと、名曲「あなた」そのもの・・・！

最終回のせいかやたら態度がでかいお勝さんでした。花嫁姿まで披露した社長だったが最後はなんと尼さんに・・・！？

挿入歌は小坂明子さんの「あなた」。当時大ヒットした結婚を夢見る女性を唄った素敵な歌でした。

怪獣といえばゴジラ。しかし湯浅監督だから「ガメラ」ということ。

セキスイハイム懐かしい名前です。ユニット住宅だったのですね。まるで宣伝してるみたいですが当時はスポンサーだったでしょうか？

ラストシーンでは題名は忘れましたが、全然関係ないけどヘプバーンの映画を思い出しました。(^^)

あの恥ずかしい新婚さんの車で空港まで行くんでしょうか？？？？途中で乗り換えてあの車は返却するの？