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第23話「おかしな同居人」

村山庄三 岡屋竜一

1974年3月5日

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突然大家が家賃を50%も値上げすると言い出した。悪性インフレのせいだというが話が無茶苦茶だ。しかしひとつだけ条件を飲んでくれたら値上げは待つという。その条件とは田舎から出てくるミミーの従妹のカオルという受験生を一週間泊めて欲しいというのだ。そのくらいで待ってもらえるのならとOKしたしずかだが、すでにもうきているというカオルに会ってみるとなんと口ヒゲを生やしたれっきとした男だったから大変!

これは困ると断ろうとするとミミーは今度は家賃を2倍にすると言い出した。困って家に帰ろうとしたが「一年は帰らない」と宣言した手前、どうも家に入れない。門の前でウロウロしてるとそこへつぼみが現れた。つぼみの話ではそんなことだと心配する両親なら家から出してもらえないどころかお勤めすら止めさせられかねないという。

仕方なくつぼみの竹刀を持って部屋に帰ったしずかだったがカオルのペースにかきまわされ、結局一睡もできなかった。忘れた書類を家にとりに帰るしずかの後を南が追いかけた。部屋でのかおるとの会話を盗み聞きした南はしずかが同棲していると勘違い!会社に戻ってみんなに話す。

心配になった洋一は帰りにしずかの部屋に行ってみるとやはりそこに男がいた!ショックの洋一は帰ってきたしずかに絶交を宣言していってしまう!怒ったしずかはいったんはかおるに「出て行け!」と言うがかおるの哀れな姿に同情して泊まっていけと言う。ミミーたちも引き取るとはいうが・・。トミーが洋一が勘違いしてしまったのでは?というがもう絶交だと言われてしまったと落ち込むしずか。

そこへ様子を見に帰ってきた洋一が現れた。すべてを聞いていた洋一がカオルを家に泊めてあげるといってくれた。

 

大家のミミーは家賃50%の値上げを言ってきたが、免除するかわりはある条件があった。それは・・・ げ!死体?!と思わせる迫真の演技(と顔色)。(^^; しばらく同居することになったミミーの従兄が勝手にしずかのベッドを使う(怒!)  しずかが同棲中と勘違いし一旦は絶交したはずの洋一だったが、廊下で事情を立ち聞きしていた。

大家の強引な押し付け話にドラマ冒頭から憤慨する最悪のお話。私の嫌いなパターンのオンパレードなので私の感想は「物語中最低点」。20話のようなギリギリ救いのギャグも今回は少なすぎ。

無法ドタバタがシリーズの魅力と思ったら大間違い。冒頭の強要で主人公が困るのはいつものやり方だが道をはずれちゃいけません。女性一人の部屋に男性を一週間も住まわせるというミミーはとにかく最悪。断ったら家賃が2倍とは契約違反ではないのか???ミミーは結局このドラマではいい場面ないです。 かおるが2浪で泊まるところがないことにまったく同情の余地なし。泣けばいいってもんじゃなし泣き落としですか?急に普通の人になるなよな・・。ああ自分勝手で主人公を困らせるキャラ(お話)は特に私は大嫌いなんです! 30分ドラマでももう少しやり方あるんじゃないですか? あの「かおる」役の人って同じく私が嫌いな「ママライ20話 ツバサとマリの狂騒曲」のクリーニング屋と同じ人(伊藤高さん)でした。

せっかくここまで盛り上がってきたのに・・・残念です。

ミミーとトミーの会話で「心配ないわ、カオルちゃんは面食いだから」とは何事だ!自分のツラを見ろ!と全国1億人の人が思ったに違いない(失礼!)。最後は洋一の家に行くことになるわけだが、それはやっぱり断って大家が引き取るべきでしょ、普通。


今回も社長は不在。例の等身大パネルが活躍(?)するのだが、お勝の「休みすぎだよ!」の楽屋落ちギャグもあります。スタッフの本音か!?(^^; だから十勝さんが必要だったのかもしれません。