第22話「決死のアルバイト」

1974年2月26日

山手商事から15万500円を集金したしずかは帰り道のバスの中でスリを発見。バスを降りてスリを追いかけるが途中で人とぶつかって集金したお金を落としてしまう。そのお金をスラれた人が拾ってくれるが・・・。

その頃、ハチゴロウは集金に失敗、一ヶ月待つと約束してきてしまい社長の怒られて減俸3ヶ月を命じられていた。そこへ戻ったしずかは堂々とお金を出そうとするが落としてしまっていてない！　バレたらヤバイと判断したしずかはまだ集金してなくて一週間待つことになったと説明。一ヶ月の減俸で済まされたのだった。

「少しの貯金に誰かから借金して・・・」と考えていたしずかだったが洋一に人に頼らず自分でなんとかする努力をしろと言われて考えが変わったしずか。お金を立替ようという南のお金を断ってなんとかしようと心に誓った。

持ち金と貯金を合わせても5万6千3百円。あと10万は必要だ。次の日から食事は200円のラーメンのみ。深夜に土方やホステス、路上の占い師のアルバイト、ついには会社をさぼってのビル窓掃除と働きまくるしずか。しかし4日目になってもお金は貯まらずラーメンだけではおなかも空いてしょうがない。やけになったしずかはレストランに駆け込むがここはやっぱり我慢してミルクだけ・・・！

そのレストランで食事中の監督とプロデューサー、主演女優に出会うしずか。女優が危険なロケを断りつづけていたため困ったプロデューサーは10万でなんとかスタンドインを探すという。話を聞きつけたしずかは飛び込みでインターハイに優勝したと嘘をついてスタンドインとして契約してしまう！

翌日、部屋に様子をうかがいにきた洋一はつぼみに会い事情を話す。話をきいたつぼみは「金づる」だと思いプロデューサーのところへ乗り込む。「姉はカナヅチだ。死んだら賠償金を請求してやる」と脅すとプロデューサーはロケ地にとんでいって飛び込む寸前だったしずかの撮影をストップさせてしまった。やらせろと迫るしずかにお金は払うからといってしずかを追い返すのだった。

こうしてなんとかお金を工面したしずかは「集金してきた」と社長にお金を出すが、落としたお金がすでに社長に無事に届いていて嘘がばれていたのだった。社長がそれを怒ると洋一がしずかはがんばったのだとかばってくれるのだった。

無くしたお金のためにアルバイトをするしずか。ビルのガラス拭きで目を回すしずかが超可愛いすぎるッ！(^o^)

ゲストに大泉滉さん、青空はるおさんが登場。脚本の胡桃哲さんは「なんたって18歳！」の名作「剣豪まどか」のときも共同脚本を担当された方でした。なるほど、時代劇の撮影が劇中に出てくるところが同じです。検索して見ると「長七郎」などの名作時代劇や「流星人間ゾーン」のようなカルト的？特撮物を出かけてるみたいでよくわかりません(^^；

お勝が来てから社長の台詞が減ったと言ってました。確かに！(^^；　セリフを奪われてオロオロする社長の演技が楽しい。　そういえば社長が不在なことが多いです・・・。

社長のカツラ（？）に社長と同じメイク（！）のにぎやかさんのホステス姿が意外に可愛いです・・と思ったのは私だけ？(^^；　しかし友紀さんはいろんな変装が似合いますね！！　ビルの窓拭きはガラスにちゃんと映ってるしホントに高いところのように見えますが友紀さんの体当たり演技？！（実はそう見えるよううまく撮影してるんでしょうね）

スリを追いかけてバスを降りるなんて、自分がスラれたわけでもないのにしずかはすごい正義感です。ちなみにそのバス、見覚えのあるカラーリング・・・そう京王帝都バスですね。

スタンドイン＝スタントマンのこと？

時代劇なのにしずかの耳にはピアス、鉄の橋という劇中劇とはいえなんともなさけない作りでした。そのためだけにあんなところへロケに行ったんですねぇ。　バンジーでもできそうなところだったが、飛び込んだらあきらかに死にそうな高さで川自体深くなさそう・・・。