第20話「私は、私の恋人」

1974年2月12日

日曜日、東京は雪が積もっていた。公園で雪合戦をして楽しんだしずかと洋一。ランランと家に帰ってきたしずかは信じられない後継を見る。なんと勝手に婿入りだといって南が引っ越してきたのだ。しかも社長命令だと戸川専務となぜか出雲のおば様が来ていた。なんとかみんなを追い返そうと「北村洋一郎」という婚約者がいると嘘をつくにぎやか。当然信じられないみんなは会わせろとしつこくせまるので困ったしずかはなんと自らがパリ帰りの画家の北村に変装して現れる！

翌日、南が会社を辞めると大騒ぎだった。しずかに恋人がいるときいて洋一も穏やかではなく、怒って出て行ってしまった。うまく説明できないしずかは「こんなはずじゃないのにィ・・・。」

なんとか北村なる人物としずかをわｋれさせようと社長はSOS歌劇で売れない男役だった戸川専務をニセモノのしずかの夫カツオにしたてあげる。しずかに北村に来るよう呼び出すと、変装したしずかの前にしずかの夫だという戸川が現れる！　しずかはここは戸川をやっつけてやろうといろいろ悪口を言い出す。するとそこへ話しを聞いて駆けつけてきた洋一が現れてしまう。声から北村＝しずか」とばれてしまうがしずかはそれには気づかなかった・・・・。

だまされていたと知った社長や南は逆に騙してやろうとさらに作戦を決行する。帰ってきたしずかに「会社のためにいつもがんばってくれてるからプレゼントしてやろう」となんと「北村との結婚届」を出してきた。「北村は自分だから」と安心して話にのってサインしてしまうしずか。しかしそこに南が変装した北村が現れてしまう！間一髪南がサインする前に陰謀に気づいた洋一変装版の北村が現れてなんとか阻止するが・・・。

画家としずかを別れさせようとしずかの架空の亭主に変装したお勝は画家（しずか本人）と対決！
今回も大活躍の二人でした！

出たぁー村山脚本！！冒頭の押しかけ婿入りなどの主人公を強引で困らせるやり方あたりはいつもと同じだ。　ほとんど現実離れしたお話でくだらない面白さ全開・・・

今さらしずかの好きな人は「北村洋一郎」とはここまでの19話はなんだったの？という話だ。北村洋一郎の台詞「しとしゃんしゃん」は意味不明。聞くたびにつらくなる・・。なぜかおば様には通じるのだが、そんなのでいいのか？　その洋一郎、背が高いバージョンは別人が演じており友紀さんが声をアフレコしてるだけと思うのですがいかが？

十勝花子さんの宝塚パロディ（？）は最高です！！個人的にお勝＆出雲フサエコンビが絶好調なため楽しめましたがお話はチョットね・・・。

どこからあんなにヒッピー画家変装道具が次々にでてくるのか・・・ということはこのドラマでは言ってはいけません。　

あの大家夫婦はしずかの親に監視するよう言われていたはずだがもうそんな設定は忘れ去られているようだ。