第15話「モーレツ社員がやってきた」

1974年1月8日

今朝はめずらしくしずかは早起き。社長よりも早く出勤した。しかし約一名出社してない社員が。なんと勤続13年のお武さんだ。その頃お武さんはなんと男性と歌舞伎座でデート中だった！

橘会館へ仕事で向かった洋一。一方のしずかも外回り。そこへまたしても南が登場。するとつぼみが現れ南を追い払うが、開き直った南は結婚できなきゃ死んでやる！とつぼみに宣言するのだが・・・

神田は妹に早く結婚するようにと叱られていた。にぎやかさんが好きならさっさとプロポーズをしろとハッパをかけられていよいよプロポーズすることを決意するが・・・。

仕事で出た洋一の様子が心配な社長はハチゴロウを橘会館へ様子を見に行かせる。ハチゴロウはそこでなんとお武さんを発見。しかも男性と手をつないで・・！　その男性は後姿だったが、洋一と同じカフスボタンをつけてお武さんから「洋一」と呼ばれていた！　さっそく報告しようとするハチゴロウ！

一方、南が可哀想になったつぼみはしずかに南と結婚しろと薦める。洋一にも神田さんにも南にもいい顔する姉に「ずるい！」と叱るのだった。痛いところをつかれてショックなしずか。すると会社へ帰る道である決心をした神田に遭遇。神田が打ち明ける前に「本当のお兄さんのように好き」と話すしずか。ガックリする神田は「僕も妹のように」と話す・・・。

会社に戻ったら店内は小沢さんと洋一のことで大騒ぎ。なんと証拠はカフスボタンだという。それはなんとしずかが洋一に正月にプレゼントしたものだったのだ。ショックを隠せないしずか！　そこへお武さんが登場！なんといきなり結婚して退社するというのだ！　現れたのは洋一。といっても違う洋一で同じカフスをつけた東洋一という年配だった・・・！

帰りに洋一としずかはお互いに交換したプレゼントのことでいい感じに。遠くから様子をうかがう南とつぼみも心配していた。しかし、しずかが「私のこと好き？」と切り出すが返事は「妹のように」と・・。ちょっとガックリなしずかだったがまんざらでもなく・・。

翌日、戸川勝子という一風変わったモーレツ社員が専務取締役として出社してきた！　なんとＳＯＳ歌劇の花組の社長の後輩であるという！さっそくおかしな体操を始める戸川。いったいどうなることやら・・・！？

十勝さんの登場はシリーズファンにとっても嬉しい出来事。
「あれ〜？」といいながらニヤつくしずかの表情は、実は見ている私も同じ (^-^)

十勝花子登場！！　登場のファンファーレもいつものものと同じ。ＢＧＭまで「なんたって」のものをちょっとばかり使用するなどファンには嬉しい演出。お約束の「ん？どこかで見た・・　三ヶ月先輩・・・」のギャグもついて。今後が楽しみになってきました！　実際には、やはり中盤で（全何回放送予定でスタートしたかはわからないが）のテコ入れだったのではないかと思う。

個人的にはお武さんの存在は今回のドラマでも南太郎に続くイチオシキャラ的存在だっただけに途中でいなくなるのはとても残念。しかも社長の冨士さんも留守がちで、いてもなんだか妙に年増の粘っこさというか（失礼！）やけに色っぽく？しようとしているのが見ていてつらく、このドラマでは変人度が少ない（そこらへんはドラマ自体が「ママライとは違うので仕方がないが・・・）のでかなりさびしい。十勝さんが今後「なんたって」なみの活躍を期待したいところだが。

ラブラブメンバーの恋の季節は早くも大詰めか？　サブタイトルでは小沢さんの退社＆戸川勝子の登場がメインのようだが、実はしずかと男3人の関係がそろそろハッキリさせる時期にきたということが重要。神田さんは「兄のよう」ということで恋の鞘当てからは一歩後退か！？　しかししずかも洋一に「妹のよう」と言われてしまってこちらもダメか（照れ隠しかも）！？　もしかしたら南が本命！？？？　う〜ん・・・これからこの微妙な関係がますますホットで目が話せませんね！ しかしながら南は実はつぼみとあってるんじゃないだろうか(^^；　

洋一はゆかりにはカフスボタンがしずかからのプレゼントということは話さなかったのですね。見返すとちょっとオロオロしていました。

朝、お武さんがいないと言っていたがそれどころかトコちゃんもいないし、台詞少ないシスターズも一人いないです。「お休み」という設定か？　関係ないがマトモちゃんは正月用ヘアスタイルです。台詞のない社員がなぜかトコちゃんばりの関西弁・・・。

燃料不足で暖房を切った店内はとても仕事ができる環境ではない。これは石油ショックのせい？日本の政治家のせいか？（社長が怒ってる）　

☆お気に入り度99点！　物語のターニングポイントであり、重要な見所が満載だった。