第8話「お嫁に行きたい」

1973年11月20日

外回りの途中教会での結婚式にでくわしたしずか。思わず自分まで幸せな気分になったしずかはルンルンでスキップしているとそこへ南が現れた。「お嫁にいきたいんでしょ？」とつっこまれたしずかは意地になって南を冷たくあしらうと南は復讐だと前をいく女の子をナンパする。

街を歩けば新婚の車をみかけるし・・・　そこへ会社に高校時代の友人ノンコが訪ねてきた。なんと結婚するので新婚旅行の相談にきたのだという。しかももう同級生の多くが結婚してるときいてショックのしずか。仕事のことを考えていても頭はいつのまにか未来のだんな様との新婚旅行でいっぱいになってしまう。

ノンコのハワイ行きも決まったがなんだかすっきりしないしずか。すると南が女の子と箱根へデートするのを目撃。さらに神田が女性と山小屋での結婚式の話をしてるのを聞いてしまいさらにショックを受けるしずかだった。

元気がないしずかを心配する洋一。まわりの結婚ラッシュのことを見抜いた洋一だがどうしても二人は喧嘩になってしまう。

私の青春は今始まったんだ！海外研修の夢へ向けてがんばろう！と誓ったしずかはいつものペースを取り戻す。すると神田の結婚相手と思ったのは実は妹の結婚と勘違いしたことがわかるは、南もナンパした女性とすぐに別れてUターンしてくるはでまた前の状態へと逆戻り。洋一との間も相変わらずで・・・ 「人生っていろんなことがあって楽しいけどやっぱり適当なところでお嫁に行ったほうがいいのかな？」

ハワイ、パリ、オーストラリア・・海外への新婚旅行を夢見るしずか。そして必ず「あら、ダメヨ、こんなところで！」はお決まりのパターンらしい(^^；　妄想が止まらないしずか！

二十歳というとあの当時は結婚する方が多かったのでしょうか。現在ではもっと平均は遅いと思いますが高校を出た人が結婚するのはその年齢が多かったのかもしれません。仕事に恋に揺れ動くお年頃なんですねぇ。

オープニングでしずかが踊りながらスキップしてると南太郎が同じように近づいてきて腕をとりいっしょに踊りだす・・・。あまりにテンポがよく表情がおかしくて爆笑してしまいました。さらに南がナンパするシーンでのBGMが最高！水前寺清子さんの「東京がダメなら名古屋があるさ〜♪」（タイトル不明）　

結局しずかはハワイを計画するのですがやはりハワイ好きの友紀さんならでは！　空想の世界のハワイ、パリ、オーストラリアもまた楽し。

ちらっと見ただけで「元気がない」と見抜く洋一は立派です。しかし「おなかでも痛いのか？」とは子ども扱いですね。(^^；　それにしてもなかなかお互いに意地の張り合いで進展せず！

新婚旅行の昔の定番（？）のあの空き缶を引きずっていく車は本物をみたことありません。(^^；　当時は本当にあの姿のまま街を走って駅なり空港までいったのかな？恥ずかしくないのだろうか。

しずかは高校時代から「にぎやか」と言われていたのですね！

挿入歌は「白い船で行きたいな」
短いですがなんとギター弾き語り！（ちゃんと弾いてるように見えますが！？）の貴重なバージョン。 恋に、結婚に悩むしずかの歌はなんだか淋しげに聞こえます・・。

☆今回のお話は「ラブラブ」の世界がうまく表現されている前半の名作ではないでしょうか。お気に入り度99点！　シリーズ特有のギャグもまあまあ盛り込みつつ、視点はあくまで「二十歳の女性」という感じなのでしょう。