第48話「まどかと竜二の青春大混戦」

1972年8月29日

絶好のデート日和だがまどかはお仕事。そこへ竜二さんとデートをするといってチアキが会社に現れた。まどかの秘密を守るためイヤイヤつきあう竜二だったが、チアキはまどかの仕事先を調べあげて、行く先々でまどかにアツアツぶりを見せつけていじめるのだった。嫉妬でまどかは仕事が手につかない。最後はチアキと喧嘩になってしまい間に入った竜二を池に落としてしまう。

「社長令嬢のフィアンセがバスガイドに池に突き落とされた」とチアキは会社に乗り込んでくる。所長と主任さんを脅してなんとバス一台貸切で竜二と二人で旅行をすると言い出す。 しかもまどかをガイドにつけろと・・・。

監視役に主任さんも同行するが、ふたりのデレデレぶり（？）にまどかだけでなく卓丸も主任さんもイライラしっぱなし！　そこでバスが壊れてしまい、なんとまどかと主任さんがバスを押すことに。しかも暑いからあおげとかラーメン持ってこい、肩を揉めとチアキはわがまま言い放題。

ついに我慢の限界を超えた竜二とまどかはチアキに「バラすなり好きなようにどうぞ」と言って突き放す。もういじめられなくなっては大変と次の手を考えるチアキは、すっかり仲良くなってしまったまどかと竜二の様子を主任に「ナスガイドが竜二さんを誘惑した」と告げ口する。 「僕はもう社長のお嬢さんの婚約者じゃありません。たった今青山はるかの恋人になったんです！」と宣言する竜二だったが、「お嬢さんを裏切った！」と丸山主任に池に突き飛ばされてしまった！　共犯者（!?）のまどかも狙われたためあわてて逃げるまどかに笑いが止まらないチアキだった。

「苦しみをいっしょにわかちあえてる」「「愛しているのは社長令嬢でなく青山はるかなんだ」

まどかの仕事先に現れては竜二とのデートをみせつけるチアキ。

チアキはふたりきりの貸し切りバスのガイドにまどかを任命、さらにいじめようとする。

まどかと竜二とのあいだはチアキのおかげで余計に深くなりすっかり恋人同士に。 竜二が一年追いかけていたのは社長令嬢の青木まどかでなく青山はるか（＝まどか）だと。 竜二、いいこと言った！！　とほめてあげたいところだが、しかし、そうかなぁ？　今まで「青山はるか」を知らなかったわけだから、本当のまどかを知らないでおいかけていたわけでしょう？　いいセリフに見えてなんか騙してくどいてるように感じてしまったのは、意外に竜二とまどかがお似合いに見えてしまって自分もちょっと複雑な気持ちだからだったりして。(^^；　　竜二は秘密を知ってまどかといっしょに行動しているうちになんだかちょっと性格変わったみたいです。（逆に卓丸の影の薄いことといったら・・・・） それにしてもまどかといっしょにオニギリ食べたいなぁ・・・(^^)

はるか＝社長令嬢まどかという絶対的な「秘密」を知らない所長や主任さんとのやりとりなどはやはりとても楽しく見ることができます。会ったこともない社長令嬢に幼少の頃から知ってるなどと所長がまどかに言ってみたり！

物語も大詰め、最高の盛り上がり！と言いたいところですが、チアキの行動が行き過ぎのため、見ている私はストレスばかりたまりスッキリしない内容になってしまったことが残念。 「おくさま」時代のユメ子には飛鳥を可愛がるところや味方になってくれるときがあったりと、ちょっと意地悪なお姉さんみたいな感じだったが、チアキにはそれがまったくない。そういうところが表現されてない。 いじめだけが目立ってしまっているので見てる方までイライラしてしまう。 「秘密なんてもうこうなったらバラしていいじゃん。もうすぐ最終回だし。」 きっと見ている私だけでなく多くの人が思ったかもしれませんね。 やりすぎな貸切ツアーといい、人をいじめるだけのキャラクター・チアキもツライ。チアキのおかげで竜二とまどかの仲が深まる（なんと恋人宣言！？）重要なお話となるところなのだが、私にはどこか素直に入りきれなかったのが残念・・・。

東京中を主任さんはバスを押したんでしょうか？(^^；　かなりの距離があると思うのですが。 壊れてから直るまでどれくらい移動したんでしょうねぇ。さすがに主任さん。プロレスラー以上です。

主任さんの卓丸への告白もサラリと流されてしまいました・・・

☆秘密をうまくつかった展開で最高点をつけたいところだったがチアキがらみのストレスがたまってそこからマイナス20点。

＜ロケ地＞
代々木公園（東京オリンピック選手村跡）、代々木競技場周辺、国立劇場、浜離宮？　他いろいろ