第46話「まどか 最大の危機」

1972年8月15日

公園で変装して密談するまどかとパパ。竜二に秘密を知られ、まどかもパパも最大のピンチを迎えたのだ。もし、竜二からママとおばあちゃんに話していたら・・・ 悲劇を二人で想像する二人。まどかは座敷牢へ入れられ、パパは青木家から追放・・・！？　外国へ二人で逃亡するかはたまた心中でも・・・！？

するとそこへチアキが現れる。事情をきいたチアキは自分の楽しみ（まどかをいじめる）を奪われてはなるものかと協力を約束。さっそく青木家へ電話で確かめてみると竜二が大事な話があると来ていると言う。あきらめたパパは謝る決心をし、まどかは仕方なく寮に戻った。

みんなとはもうお別れかと落ち込んでいるまどかのところへヒッピーの面会人が！？　行ってみるとなんとその人は竜二だった。ママにはまだ何も言ってないとわかったまどかはなんとか寸前でパパに連絡をとって誤るのを止めるのだった。竜二は苦労して蒸発してるのを味方になると言い出す。愛する人を不幸にはしないという竜二をすっかり見直すまどか。しかしそこへまたチアキが現れる。チアキはまどかを一途に愛する竜二をすっかり気に入ってしまい、ちょっといい感じになりかけたまどかと竜二の間に入って今度は二人を困らせようとするのだった。

まどかに協力しようとヒッピーに変装して現れた竜二。まどかには頼もしい（？）味方になる・・かも。

お互いに逃亡中のまどかとパパは変装して公園で相談中。この先どうしよう・・・？

まどかの夢は「ハイジ」!?
楽しそうな友紀さんとはしゃぐ田崎さんが印象的！ しかしハイジというよりはサウンドオブミュージックのよう。

「あらぁ、もう始まってたのねぇ。ごめんなさい。考え事してたもんだから。」といきなりの挨拶にすっかり笑わせられてしまいました。しかもあの扮装(^^；　 まどか、かなり似合ってませんねぇ。 公園で話すのなら変装しないでどっか遠くで話せばいいのに・・。
パパとの合言葉はやっぱり「カラス」「トンビ」でした。

今回はストーリー的にはたいした進展があるわけでなく、まどかとパパの想像の世界を楽しんでいただく内容 （実際に当時をそれほど覚えていない友紀さんのお話でも「田崎潤さんとのやりとりがとても楽しかった」とおっしゃてるようですしね。） なのでほとんど割愛になってしまいますが、実際に最大のピンチだったのは前回だったように思う。最初のほうなど意外にけっこうのんびりしてたし。(^^；　それでも今回の重要な点はまどかが自分も秘密をいっしょに守るという竜二のことばで彼を見直すことになること。 今までかなりなさけないおぼっちゃん役（あまり変わってないけど）でしたが、 ちょっとたくましくなったかな？　まどかも彼をフィアンセとして再認識します。
（ちょっと卓丸の影が薄いのは気のせいか・・？　登場の頃とキャラが変わってるような。）

秘密が怪しくなると必ず現れるうつみさん。新技「ブッホ！」（口に手をあてながら上を向く） も強力！(^^；

まどかのセリフ「ママのお腹から飛び出して18年と3ヶ月・・・」の間自由ではなかったということは、家出から約10ヶ月以上たっていることからすでにまどかはなんたって19歳になってると思われます・・・。なお、パパのセリフで「青木家に養子にきて25年と3ヶ月といっていましたからまどかは6年目にできた娘だったということになるでしょうか。

★まどかの回想・・・というか前回の竜二とのやりとりを再現するシーン（「まどかちゃ〜ん、君はほんとはまどかちゃんなんだろう？」「そうよ〜」とホントのことを話しちゃうところ）、なんだか妙な違和感があったので両方を再生しながら比較してみると--＞なんと、今回の分と前回の分は違うテイクなのでした！　ちょっとセリフの言い回しが違うしまどかの動きもじゃっかん違います（特にこっそり逃げようとするところなど）。何回か撮りなおしてるために挿入するときOKテイクをまちがえたのか、それともあえてそうなのか、とりあえずOKなのかは不明です。

まどかの理想「アルプスの少女ハイジ」。あの有名なアニメの名作が放送されたのは２年後の1974年です。もしこちらが先立ったら衣装もアニメと同じ配色だったりしたのかも。それほど私にはアニメの印象が強い。