第45話「逃亡者まどか」

1972年8月8日

お仕事の合間に新宿で流行の「電子占い」をしたまどかに出た運勢は「高いところに気をつけろ、身近の男性に注意」だったが、「はて？」と考えてみると目の前に「電子占い」をしている竜二の姿が！　新宿の街を逃げ惑うまどかと追う竜二！ 追いかけっこを続ける二人はともに工事中のマンホールに落ちて病院に運ばれてしまう！　占いが二つともあたってしまった？！

まどかが気がついたとき、二人はなんと救急病院のついたてをはさんだ同じ部屋に入院していた。幸いまどかはたいした怪我ではなかったが検査まで絶対安静を言い渡される。竜二はかなりの重症で 「まどかちゃ〜ん」とうなされていた。竜二のことがちょっとかわいそうになったまどかは竜二のうわ言に合わせるように話をしてあげる。
「あなたが嫌いというわけではなく、自由が欲しかったの。」と・・・。

話をきいて駆けつけた社長がなんとか部屋を変えようと病院で交渉しているとそこへ竜二の見舞いにママが病院へきてしまう！　あわてて病室から逃げ出すが看護婦に見つかってしまい病院中を逃げ回る。気がついた竜二はまどかを見舞いにきた多恵たちに「はるか」のことをきいて怪しく思い出す。「青山はるか＝青木まどかなのでは・・？」

外を見張られて逃げ出せないまどかは病院中を逃げ回ったが仕方なく病室へと戻った。竜二がすでに気が付いていることを知らないまどかは「まどかちゃ〜ん」とうなされた演技をしている竜二にうっかり話をしてしまう。
「・・・君は本当はまどかちゃんなんだろう・・？」
「えぇ、そうよ。本当よ」
すっかりだまされてしまったまどかはついに竜二に秘密がばれてしまった。慌てて病院の外へと逃げ出すがこの先いったいどうなることやら・・・！？

まだ気を失っていると思い込んでいるまどかは竜二の演技にだまされて本当のことを言ってしまう！

まどかは仕事の合間に楽しみにしていた「電子占い」をするが、それがとんでもないことになってしまう！

竜二は社長の奥さんが来ると消えた「青山はるか」を怪しいと思い始める。

いよいよ物語も大詰め！という感じでついに竜二に見つかってしまったまどか。 やはり秘密をまもってのドタバタがこのシリーズの真骨頂！というわけでいろいろ変装して逃げ回るまどかと慌てまくりのパパが楽しい。田崎潤さんてもっと重厚な演技のイメージを持っていましたがこのドラマではすっかり三枚目の喜劇役者で同じく悪役のイメージの藤村有弘さんとののからみも負けていません！（トンストトンの合図が好き！） で、やっぱりまどかは患者としても「最低最悪」でした。(^o^)

名脇役の石井富子さんも相変わらずの演技で楽しませてくれてます。

電子占いはいかにも「人間の声」でかなりアナログくさいです。あの機械はやっぱりセットですよね？？？　本当に当時あったのかはわかりません。

先に落ちたまどかが無事で後から落ちた竜二が重傷というのも不思議。よほど落ち方が悪かったのか。

物語のターニングポイントとなるお話。お気に入り度は満点です。
「来週はいったいどうなるか！　みなさんにはお楽しみ！私にはお苦しみなのよ〜！」

＜ロケ地＞
京王線、調布駅前の「飯野病院」（情報提供ちあきさん）