第38話「泣きぬれた名人」

1972年6月20日

友愛ツーリストのあわ野と今回はツアーにでかけることに。企画したのは(株）ムサシいう釣具のメーカー。テレビでも有名な釣り名人川野海彦先生を迎える。要するに有名人を使って商売しようというツアーだ。

ツアー先では川野の大学の釣り部の後輩たちも合宿中でお出迎え。さっそくの川野先生の講演会も無茶苦茶な内容で結局関連商品の即売会と化す始末。あわ野も無理矢理さかなの餌まで食べさせられてしまう・・！

部屋割りで先生を相部屋にできないと文句が出てしまい、困ったあわ野はまどかと卓丸の部屋を名人にまわすことにしてしまった。しかたなくまどかはバスビレッジというキャンプ場に泊まることになった。しかしそこでじっとしていられないまどかは大学の釣り部の合宿に参加することにした。一風変わった学生たちの訓練だがそこでまたまた一騒動を巻き起こす！　

一方あわ野は食べさせられた魚の餌のせいでおなかをこわして途中で帰るはめに・・。したがって翌日の釣り舟の手配までまどかたちがやることになる。しかし、ここで名人に魚がかかるよう裏工作（海にもぐって名人の針に魚をつけるインチキ！）をメーカーに頼まれた卓丸だったが、逆に名人の糸を切ったり、まわりの人間に魚をつけたりと裏切り行為を！　最後は魚を入れてたバッグを名人が釣りあげて面目丸つぶれ！
散々な名人とメーカーだったがまどかは釣りに合宿にと出張を堪能したのでした。

竿の先につけた海水の塩加減でエサの番手を決める名人。（さすが！）　・・・ゴルフみたい（byまどか）

化学調味料で味付けされた魚のエサを食べさせられるあわ野さん。この後食中毒に・・・。

学生の釣り部の練習に参加するまどかが大活躍？！

前回で丹野チアキが登場して「さあ、どうなる？！」と思わせておいて次のお話は秘密などまるで関係なしでチアキの出番もなしというお話で少々肩透かしぎみだが、そんなこと関係ないくらい楽しい一本です。

ゲストにおなじみの財津一郎さんと名優河原崎長一郎さん。というわけで 芸達者お二人は大活躍です！　財津さんの「許して〜チョーダイ！」や「キビシーッ！！」といった迷ゼリフがあちこちで炸裂！財津さんをみてるだけでも最高におもしろい一本です！（槍投げシーンに爆笑！ナイストーテキ！）

とにかくあんなカワイイまどかとキャンプできるのだからうらやましくてたまらない！ 楽しく過ごすまどかを見てるだけで思わずニヤけてしまいます。 秘密とは関係ない、ツアーでのドタバタも「なんたって」の魅力ですね。おかしな演出など（？）無しにして、楽しそうな友紀さんを描くだけでドラマになってしまうのです。

しかし、嫌なメーカーの人と違って名人はとってもいい人なので釣れないのはちょっと可哀そうでした。 （「お嬢」と呼んでまどかを可愛がってくれてましたしね）

川野の大学の後輩の中で「ナンセ〜ンス！我々は〜！・・・」と叫ぶ男性は「おくさま〜」で飛鳥のボーイフレンドの一人遠藤トシオ役の前田充穂さん（たぶん）でした。

学生たちが妙に老けて見えます。

ダイバーは卓丸には見えません（すみません・・・）

あの登場シーンに良く使われるファンファーレは「おくさま」といっしょですよね。

＜ロケ地＞
西伊豆・堂ヶ島