第32話「花嫁代行でーす」

1972年5月9日

まどかと伶子は名古屋から明治村をまわって長島温泉への出張にいくよう命ぜられた。 しかも、バスではなく後から新幹線で行くことに。「ツイてるぅ！」と二人はウキウキ！

東京駅でぐうぜん先を急いでる二枚目の一郎と知り合う。まどかが名古屋でタクシーにのりこもうとしたところ、いきなり後から強引に乗り込んできたさっきの男（一郎）にそのまままどかは連れ去られてしまう。男はお爺さんが危篤だから先にこのタクシーを使わせてもらってそこから引き返してくれというのでヒューマニズムの精神で仕方なくOKするまどか。 まどかが来ないため心配する卓丸だったがバスのほうはなんとか予定どおり行動することになった。

家についた一郎だったが、タクシーで同行していたまどかは一郎が東京で勝手に結婚した嫁と間違えられて迎えられてしまう。一郎が結婚したことも写真家としてアメリカに行きたい一郎の嘘だったのだが、お爺さんのため止む無くニセの嫁「まるか」になるまどか。しかし、お爺さんも孫の顔見たさの仮病だったのだ。しかもまどかは死んだ婆さんに似てるとお爺さんに気に入られてしまう。

なぜか心残りだということで明治村にいくことになったお爺さんと一郎とまどか。なぜかとっても元気なお爺さんにSLの撮影ばかりの一郎にヒューマニズムのまどかも半ば呆れ顔・・・ そこへ卓丸と伶子たちもツアーで明治村に到着。卓丸はなぜかまどかが結城家の嫁ということになっていることを不思議に想い様子をうかがう。事情を説明するまどかだったが、異常に元気なお爺さんの様子に仮病はバレバレ！

仕事のあるまどかは卓丸たちと先に温泉へ行くが、まどかがいなくなったことでお爺さんは「財産目当てだ！」と憤慨。　しかし、卓丸から事情をきいたお爺さんは逆に人情があるとさらに気に入ってしまい、一郎に「嫁にもらえ！」と言い出してしまう。しかし、まどかは「会ったばかりだし、アメリカに行ってしまうのでお断とわり」する。「アメリカでお仕事がんばって」というまどかに「アッパレ！大和撫子！」とさらにおじいさんも関心するのだった！たまにはまどかも褒められることもあるんですよねぇ！

時は明治。おじいさんの奥様のおスミの若い頃に扮する友紀チャン。

まどかは名古屋で危篤のお爺さんのもとに向かう一郎に巻き込まれる！

お爺ちゃまの仮病が混乱のもと！

ゲストに山内賢さん。GSっぽい映画とかに昔出演されていた二枚目役者ですね。和泉雅子さんとの競演とか。アテンションプリーズ等にも出演されていました。いくつかホームドラマもスカパで見ましたが、友紀さんとはドラマ「お嫁さん」以来の共演ではないでしょうか。3年ぶりくらいかと思いますが友紀さんの成長ぶりにおどろいたかもしれませんね。

なんとおスミというお婆さんと二役の友紀さん！！ベタですが、とっても可愛いお婆さんです。 お爺さんの思い出話で、明治時代の服装の友紀さんも必見です。カツラも似合ってます。

社会人としての責任とかそういう概念などぶっ飛んでしまえ！って感じで物語は進行(^^；　両方で騙しあいながらのやりとりは絶妙！　名前が「まどか」と「はるか」が混ざって「まるか」となってしまうのもおもしろいです。　設定が良かっただけにもうちょっと騙しあいで続けると傑作だったように個人的に思いますが、これでも十分なほどの楽しい作品に仕上がってると感じました。

卓丸はとってもまどかのことが気になってしまって仕方がないご様子。伶子も気が気じゃありません。

まどかと伶子の二人旅・・・。新幹線内の様子も見たかった気がしませんか！？　それだけで（二人でけで）一本お話が作れたと思います！

もう一人のお爺さん運転手は年配の「猿丸」さん。とてもとぼけたキャラクターです。いつも卓丸の比較に使われます。

新幹線が岡山までという時代のお話のようです。

あ〜、しかし、「なんたって〜」は「おくさま〜」とちがってストーリーがまとめるのがさらに難しいですぅ！！
ちっとも面白さが表現できません。

＜ロケ地＞
　○名古屋駅
　○博物館明治村　http://www.meijimura.com/ （もちろん今でもあの正門や郵便局、兵舎はあるようです！）
　○長島温泉　　　　http://www.nagashima-onsen.co.jp/