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第30話「まどかの大冒険」

長野洋 湯浅憲明

1972年4月25日

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まどかが部屋に戻ってみると多恵と鈴代がまるで学芸会でもしてるようにうかれていた。どうやらデートに誘われてるらしい。するとそこへまどかに面会人がくる。行ってみるとなんと2枚目からデートのお誘いが!

そろってデートにでかける3人。伶子と卓丸は島田らとともに横浜ドリームランドへ仕事に行くが、実は3人もドリームランドだった。学生アマチュアコンクールのための「現代版歌麿をめぐる5人の女」という作品に黙って勝手に出演させられるために木村という一人の男に揃ってだまされてるとも知らずに・・・

木村シゲオは徳川、織田、豊臣と名を変え、順番にデートをしていくが多恵も鈴代もすっかりムードにのせられてしまい、まるで疑うことを知らず「恋の大冒険」に夢中。途中でいなくなっても疑うこともなくウットリしながら探し回る始末。そしてまどかの番になるが、待たされて怒ってるは腹が減ってるはでまどかはマイペース。腹が減ったと飯をおごらせ、歯の浮くセリフにも動じない。そこへ卓丸が登場。まどかをなんとか脚本どおりのせようとせまる木村と卓丸が喧嘩になり、そこへ伶子、島田花江とそのお客様のかわいい男の子が入り混じり、狂気のドタバタ喜劇、中世と西部の入り乱れた舞台へ突入。 もう支離滅裂! ドリームランド内を駆け巡ります!

というわけで、3人とも騙されていたと知って落ち込みます。そこへまたしても美貌の男子の面会が! しかし行ってみるとそこにはこの前仲良くなった男の子がいた。「お嫁さんになって!」とせまられるまどか!やっぱりまどかにはこのくらいの小さい子がお似合いなのかも!?

 

最後はピーターパンが海賊の先輩をやっつけて一件落着!? オッマイダァリン、オッマイダァリン、オッマダーリンクレメンターイ!

「行ってきま〜ス!」
意気揚々と出かける3人だったが・・・

今回の仕掛け人の4人。右から二人目が本橋さん。三人目が夏さん(木村役)


ゲスト出演で夏夕介さん。ここではちょっと抜けた2枚目を演じておられますが「ママはライバル」「ラブラブ・ライバル」ではレギュラー、2枚目どころかただの情けない役になってました。 当時はこのような役が多かったのかもしれません。「ニセモノご両親」にも俊也の親友ということで出演、ヒミコとデートをしていました。シリーズにはかかせないお方です。

また、「おくさまは18歳」のボーイフレンド中原タケシ役の本橋敏和さんが出演されていました。(撮影してる仲間で学生服姿)なんだかこういうのってうれしいものです。

オープニングで多恵たちが芝居じみてるのは前フリだったんですね。 「蛍の光」「窓の雪だ」のセリフは何度みかえしても笑えます。

まどかのお株である画面に向かって話かけるのを伶子やみんながマネをするんですけど島田先輩にはあいかわらずまだ何も見えないらしい。(^^) 

今回のお話はズバリほとんど内容のないドタバタ劇で、「恋の大冒険」という名の寸劇が見られます。唯一の見所は「だから大好き」を彷彿とさせる友紀さんの「お姫様」姿とピーターパン、松坂さんの中世の町娘(?)のにつきます!他、多恵のターザンやらスーちゃんの海軍モノやらコスプレがいっぱい! ・・・しかし友紀さんはお姫様がよく似合う!!ピーターパンもイメージだが私は断然コッチを推します!! 

このようなドタバタ喜劇のみのお話はシリーズにたびたび登場します。しかし、個人的にこのようなお話は好みません(特にあの映画研究会?のくだらなさにムカツク)ので普通私の採点は低いのですが、ここでは私は全体的にはテンポやいくつもの細かいギャグなど成功してるように思いました。こういうドラマも大好きな方も多いでしょうね。でも私なんかはこちらの気分で見方が変わっちゃうこともあったりしてかなり微妙です。でも52話中何本かあってもいいかもしれません。

比べるべきではないかもしれませんが、同じドタバタ系でも飛鳥の心情を深く描いていた 「おくさまは18歳」(特に初期)とはここが違うと思います。

ラストのフィルム入れ忘れオチもちょっとねぇ・・・(^^; 島田先輩の最後のツッコミがナイス!

 


この横浜ドリームランドって楽しそうなところだったんですね。(管理人は行ったことがありません)
撮影中見学者が大勢周りを囲んでますね。今をときめく岡崎友紀さんのロケだったんですからね!

 

<ロケ地>
横浜ドリームランド

残念ながら2002年2月17日に閉園となりました。(1964年開業)

(公式ページ閉鎖のため参考までに)
http://www.kitc.gr.jp/tokaido/totsuka/asobi/play/ap01/ap01.html
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Ayame/7809/dream/1dream.htm