第22話「悲しい恋の物語」

1972年2月29日

まどかは上機嫌で仕事から帰ってきた。なんと若くてハンサムでたくましい原田シュウイチというマドロスさんと知り合ったのだ。あさってインド洋に出航するので明日あって欲しいという。明日も自分のバスに乗ってくれるとまどかはウキウキ。

しかしそこへ島田先輩が登場。お客様からバスガイドの接客態度について賛否両論の意見をいただいているため、ガイドが自身の手で接客態度を調査することになり、委員会のメンバーがバスに乗り込むことになった。明日のまどかのバスには島田先輩が乗り込むことになってしまった・・・！

せっかく原田さんといっしょになれたというのに、道中、島田先輩からネチネチとイヤミを言われながらチェックされてぜんぜん楽しくないまどか。楽しくすごせないままシュウイチと別れ、素晴らしい恋も台無しだとムシャクシャしてしかたがない。結局、まどかの採点は問題外のマイナス20点。まどかのおかげで5号室は平均点が最低で一週間のトイレ掃除を命じられた・・。

しかし、めげないまどかは、男性の面会と聞いて部屋を飛び出す。しかしそこにはシュウイチではなくあわ野さんがいた。ツアーの人数が足りないので参加して欲しいという。そのバスは島田先輩だと聞いてやり返してやろうと承諾する。

翌日、さっそく島田先輩のバスで鎌倉へ向かうまどかはバスの中で先輩に言われたイヤミを言い返してやっつけようとする。しかし鎌倉大仏のところで偶然シュウイチと出会う。荷物の都合で一日出航が遅れたという。シュウイチもバスでいっしょに回ることになったがなにかと邪魔が入る。しかし明日シュウイチを見送ることを約束する。

仕事をさぼって港へシュウイチの見送りにかけつけたまどかだったがなんとそこにたくさんの女性たちが現れた。彼女たちはシュウイチと知り合った女同士で友の会を作っているという。結局プレイボーイにだまされたと知ったまどかはシュウイチに平手打ち！悲しい恋も終わり、仕事をさぼってマイナス300点、ボーナス5割引となって散々でした・・・。

あいのりになったバスで張り合うエコノミーな友愛ツーリストと500円高い真心旅行社。

まどかの接客態度を調査する島田先輩は次から次へと意地悪な質問をする。

素敵な（？）マドロスさんのシュウイチと出会ったまどかだったが・・・

結局まどかはプレイボーイにだまされていたんですね・・・というわけで納得いかない私（怒）。もうあんなヤツはダメですってば。まどかもまだまだ子供なんですねぇ。

鎌倉行きのバスの中。席があわ野の横と聞いて「あっそう」とがっかりする細かい演技がいい。まどかとあわ野は2列目に座ったはずがいつのまにか一番前に・・。黄色い洋服がよく似合うまどか。お菓子をちらつかせて先輩をあおる姿がかなり子供っぽいけど可笑しい。このあたりは「なんたって」における友紀さんの独壇場で、可愛さもあいまって青山はるかの魅力爆発中だ！　先輩をいびるまどかの横であわ野の後姿はクスクス笑ってように見えます。

そういえばあまり島田先輩がガイドをしているところを見たことがなかったです。そもそも3ヶ月しか先輩じゃない（つまりまだまだ駆け出し、成績も良いとはいえない？）島田花江が調査委員に選ばれること自体がおかしいのだが(^^；　だから面白いのか(^^；

ストーリーとは直接関係はないが、まごころ旅行社と友愛ツーリストの戦いが断然面白い。ことあるごとに500円高いといばるあの男もなかなか。友愛のツアーに参加していた男っぽくて喧嘩に強そうなお兄さんはもっと活躍するのかと思いましたがなんでもありませんでした。

マドロスさん・・・意味ははっきりとわからないがようするに船乗りさんの別名か（現在死語か？）。普段から帽子かぶってるのも変だがマドロスさんらしいのかも。

シュウイチのとりまきの中にヤスコという名前で本田圭子さんが出演していました。「おくさまは18歳」でチーコ役で共演していましたね。とても大人っぽくなっていてびっくり！ケイコも見たことがありますがちょっと思い出せません。マリはたぶんこの後に収録された「だから大好き！」にヒロミ役で出演されている方でしょう。

☆ロケ地・・・鎌倉　建長寺、大仏、鶴岡八幡宮、江ノ島