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第20話「昨日の敵は今日の友」

長野洋 帯盛迪彦

1972年2月15日

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今朝もなにかといがみ合うまどかと伶子。メイクひとつでも張り合ってばかり。まどかは九州土木建築組合御一行様、伶子は道南美容組合御一行様を乗せてバスは都内観光に出発。まどかのバスには豪快な九州男児岩山が、伶子のバスにはいやらしい目つきで伶子につきまとうキザ男が乗り合わせた。

午前中はふたつのバスはコースがあまり変わらず浜離宮で合流するが、相変わらず二人は張り合ってガイドをする。

泉岳寺についた両方のバス。男につきまとわれる伶子のピンチをなんと岩山が救う。まどかが岩山を誉めているとなんとそこへ皆川竜二が登場!彼は岩山の同級生でこのツアーに泉岳寺から合流する予定だったのだ!慌てて逃げ出すまどか!

午後からのコースで竜二がバス乗ってくるとあっては大ピンチのまどかは名案を思いつく。伶子が嫌な客で困っているのでバスを替わってあげるというのだ。卓丸も同じバスだし。「昨日の敵は今日の友」という作戦なのだ。伶子が卓丸にそのことを注意されるが、「私たちの友情を踏みにじる気?」とまどかは怒る。しかしその姿を見ていた岩山はすっかりまどかのことを好きになってしまったのだった! そこへ再び現れた竜二から逃げ出すまどかは伶子の乗ってきたバスに飛び乗りなんとか入れ替わりに成功。さっさっと逃げ出してしまう。午後からはバスは全然違うコースなのだ。

寮に戻った二人は朝と打って変わって仲良しムード。お互いを誉めまくる姿にまわりのみんなも不思議そうに見つめる。一方、岩山はまどかのことを好きになってじっとしていられず、竜二と偶然いっしょになった卓丸に協力を依頼。その頃まどかたちは昼間にあったことを面白おかしく話し、まどかのモテぶりを話していた・・・。

夜寮の窓の外から何やらギターの音色と渋い歌声が・・・。外を見てみると唄う卓丸と竜二、噂の九州男児が・・・!最初は竜二のアドバイスで話していた岩山だが次第に自分流で暴走。最初はみんなも好印象だったのだが急降下・・・「何あれ?」といった感じになってしまい、卓丸、竜二ともども寒空の中島田先輩にバケツの水をかけられる始末。

結局シラケてしまってからかわれるまどか。ついつい卓丸のギターをけなして伶子につっかかったため結局まどかと伶子は再びいがみ合い、なんと最後はカメラの奪い合い!? やっぱりそうこなくっちゃ!

 

窓の外から歌で気をひこうとするなかなかキザな作戦。ここまでは良かったのだが・・・

インパクト抜群。ちょっと忘れられないこの笑顔。さすが小松の親分さん!

なにかといがみあう伶子とまどか。二人は永遠のライバル。


ゲストにシリーズではおなじみ野呂圭介さんと、この後すぐ「だから大好き」で競演する小松政夫さん。野呂さんは相変わらずといった感じの九州男児岩山役。よくわからない方言で堅物の元応援団長を熱演です。また小松さんもちょっといやらしいキザ男役。あの目は他の人にはできない演技でした!

しかし、毎回思うのですが、バスの中でマイクを持ってちょっとすましてお話するまどか、可愛いです。ドラマも20話ということで調子が出てきた風で、周りのガイドたちも活躍。もちろん友紀さんの演技もどんどん自然で楽しいものになってきてるように感じますし、ドラマ全体も楽しい雰囲気が伝わってきます。当時の現場もいいムードだったんだろうなと思います。なんといってもラストで、まどかの専売特許であるカメラ目線で「視聴者にご挨拶」を奪い合うところもいいですね!陽気な松坂慶子さん(舌出してベーって!)の楽しそうな姿が印象的でした。

 


昼飯の泉岳寺で四十七士が集まる・・・。泉岳寺がどういうところかわからないと野呂さんのセリフがなぜ赤穂浪士とつながるのかわかりません。(すみません、私も泉岳寺のシーンまで気づきませんでした。)

友紀ちゃんの左頬にニキビらしく赤くなっているのを発見。

 

☆前半の対立から雪解け、ゲスト二人の大活躍から、後半まで最高のできではないでしょうか! 窓からまどかが顔を出した時岩山が竜二を隠してしまったところがハイライト!!最後のシラケの歌もGOODです。

 お気に入り度1200 名シーン多数、友紀ちゃんもいいシーンがいっぱいのためキャプチャにも悩みました。

 

☆ロケ地・・・浜離宮(www.dentan.jp/test/hama_r/hama_r00.html)
        泉岳寺(www2s.biglobe.ne.jp/~ra_mo/rekisi/rekisi.htm)