第51話「パパの記憶がなくなった！」

1973年9月19日

今日もツバサは予習をせずに教室に立たされていた。バレーをやってもてんでダメ。マリが来てから何をやってもうまくいかない。心配してくれた健にも事情を話せないツバサだった。

パパが乗ったタクシーが事故でパパが入院したときいたツバサとマリが駆けつけてみるとパパは元気だったがなんと記憶喪失になっていた！ここ７〜８年の記憶が無いという。マリのことはまったくわからずツバサは小学生のはずだと・・・。

ツバサのことは声や亡くなった妻の面影のある顔で認めることはできたがマリのことは思い出せないでいたため、ツバサはパパが独り占めできると嬉しくてしょうがない！　すると翌日からはツバサは勉強もスポーツも絶好調！マリが来る一年前と同じ学園のホープに戻った。

パパは記憶を回復させるため退院する。しかしお隣の奥さまを見てもわからない。パパの記憶のなかでは「お嫁にきたばかりで天使のような人。かわいらしく、まだおさげでセーラー服の似合うような人」だったのだ。なんとかパパの記憶を取り戻そうとしたマリはお手伝いということにしてなんとか家にとどまることにした。

パパの記憶を取り戻そうとしたマリは音響ショック、電気ショックなどを与えるがなかなか記憶は戻らない。しかし、誠心誠意パパにつくす姿を見てパパはマリのことを好きになっていってしまう・・・。

記憶を取り戻そうとマリが部屋から出てくるパパを殴ろうとするが出てきたのはツバサ！　ツバサはひっくりかえるが、その行為も自分のためとわかったパパは許すが、マリはお詫びに出て行こうとする。パパが後を追うとマリが階段に仕掛けたソロバンで足を踏み外し、パパは記憶を取り戻す・・！

無事一件落着したと思ったがそこへセーラー服を来たおば様が現れて・・・

立場逆転？！　授業中立たされるマリと何でも答えちゃうツバサ。パパがマリを忘れてしまったことでツバサは1年前のホープに戻った！

記憶が無くても一度愛した人はやっぱり好きになってしまうものなのでしょうか？　今回はマリが主役？といった感じでがんばっていましたね。しかしいい年をして子供のようにマリをおいかけるパパにガッカリ(^^；

7〜8年間の記憶がないというのは微妙な線ですよね。星野達子おば様は第２話で１０年前に早乙女家が引っ越してきたと思い出を語っているので話がおかしい。その話は後から聞いたことなのだろうか？７〜８年前は２０台後半三十路前と思われ、天使のように可愛い人だったとは・・・パパの記憶は混乱してるのだろう・・・(^^；　

昔を思い出すのはいいが、ツバサとパパが踊ったのは「お馬の親子」のお遊戯。幼稚園でもあるまいに当時１０歳くらいでそれはないだろう・・。でも友紀ちゃんだから許します(^^)

ツバサのお母さんはアヤコといい、ツバサに似ているようだ。確かにパパ似ではない。

パパが入院した病院は32話で登場した武蔵府中病院。

田中（角栄）内閣成立が当時のニュースなのだ！そういえば「小さな恋のものがたり」第一話でチーコ「日中国交回復について」考えていましたね！(^^；

☆お気に入り度１００点！　
パパが記憶をなくしたことで独り占めするツバサは元のホープに戻りマリと逆転、しかし・・・。　ツバサがパパの代わりに何度も頭を売ったりと面白かった！そしてすべてが解決したラストにセーラー服で現れたおば様の姿が涙を誘う傑作でした。

☆次回予告あり