第50話「ツバサの珍劇大作戦」

1973年9月12日

ツバサのクラスでは学園祭に参加する演劇のタイトルの相談をしていたが、アイデア不足のうえ男子は調子にのってふざけるばかりでなかなか決まらない。ツバサはどれも納得できなくて反対ばかり。オリジナルの創作劇で脚本も自分たちで作ろうと提案したツバサは脚本を自分で明日までに書いて来いと言われてしまうがツバサにはテーマがすでにひらめいていた・・！

ツバサが考えた劇のタイトル「ママはイジワル」！　「19世紀のフランスの港町を舞台にしているが設定は現実の自分に置き換え、可憐な娘ポリーがステキな船長のパパと二人で楽しく暮らしていたが、パパが若い奥さんをもらうと、その新しいままはイジワルでパパを独占しようとしていた・・・」という内容。　　一方マリはツバサが徹夜するのなら私も寝るわけにはいかないと付き合うという。

ツバサは徹夜で脚本を書き上げた。さらにツバサのお話は続く。「パパは新しいママに夢中になってしまった。しかしポリーの美しさが憎いママがイジワルしてポリーを舞踏会には行かせないようにしてしまう。パパはママの正体に気づきママを追い出す・・・」というツバサの理想の世界が出来上がった。

みんなに脚本を認められたツバサだったが、配役はツバサの理想とはまるで正反対、娘のポリーにマリ、いじわるママにツバサ、そしてステキなパパに山上先生となってしまう！！

健の演出で稽古が始まったが私情が入るのかなかなか進まない。マリの提案でイジワルママが改心してやさしいママになるとの脚本の変更までされて。

しかしツバサは練習中に徹夜の疲れが出てしまい貧血で保健室に運ばれてしまう。健のやさしさにふれるツバサだったがそこにマリまでも運ばれてきた。徹夜したのはツバサだけではなかった。献身的なマリの態度に感動したみんなは自分だけが苦労したように言ったツバサを非難。ツバサは山上先生が間違って連れてきた骨接ぎの先生に追いかけられて・・・！

自ら主人公ポリーを演じるつもりのツバサだったが・・・

いざ、練習開始！
ある意味ここのところたいした出番のなかった健が一番活躍した（？）お話でした。

なんだかストーリー的にドラマ初期に戻ったかのようなお話でした。結局マリは徹夜したのですが、ツバサに付き合ってでというのもありましたがパパの面影を思って・・・ではなかったでしょうか？(^^；別に徹夜に付き合うのがいい母親とも思えませんが。　しかもツバサの徹夜を強調したのもマリでしたし別にそれでツバサが自慢した場面もなかったし・・・。なぜツバサが悪者なのかよくわからないままどうオチをつけるのかと思ったら・・・
まあ、 現実で考えてみるとあてこすりであんな劇を書くほうもどうかと思う。

劇中劇でのツバサの中世の衣装。大胆な胸元の日焼け跡が眩しいです！(*^^*)

ちょこっとだけ出演の保健室の居眠りおばさん、ものすごいインパクトでした！

ツバサの部屋にはしっかりとチャーリーブラウンとスヌーピーのポスターが貼ってありました。

徹夜で書いた脚本を発表されてからその日のうちに衣装からセットまでできてしまうなんてスゴイです。

☆次回予告あり