第40話「ライバルの子はライバル」

1973年7月4日

マリはツバサの部屋を掃除してる途中でついベットで居眠りをしてしまい子供ができた夢を見てしまう。寝言の「パパ・・・」ということばをきいてしまったツバサには「パパと呼べるのはわたしだけ！」と不満でいっぱいだった。

ある晩、高野さんが訪れてサンペドロという街でのパパとの思い出話をしていった。仲よさそうな雰囲気を見てマリは心中穏やかではない。その夜、マリはパパに「赤ちゃんがほしい」と言い出すがパパに「無理言うな」と諭された。

あくる日、パパを見送ろうと出かけた3人はお世話になっている校医の保沢先生夫婦と出会う。ツバサが生まれたときからお世話になっているお医者様だ。ツバサのことを可愛がってる奥様はパパに早く奥さんをもらいなさいと言うが、雰囲気からマリがパパに好意を持ってると見抜いて心配になる。

マリは学校でも赤ちゃんのことで頭がいっぱいだった。家に帰ってからも「可愛い男の子のママなってあなたなんか目じゃない」などとツバサに話してしまう。ツバサは、もし子供のことが本当のことなら「ライバルの子はライバル。２対１では不利」と考え、いつも「おば様」と慕っている校医の奥様のところへ相談にでかけて行きつい「マリに赤ちゃんが」と話してしまう。さっそくおば様はマリのところへ話に出かけるが、ツバサが話したと気づいたマリは嘘でツワリの演技をしてみせるのだった。後日パパと話すことになったがその様子を見たツバサは本当なのだと思いこみ悩む。マリはこれで本当のことを話すことになると期待するが・・・。

なんとかパパの気を引き止めたいツバサは健に相談すると、健は「パパの大事なものを壊しちゃえ」とアドバイス。可哀想でそこまでできないツバサは家に帰ってみると幸せそうなマリを見てある決心を・・・。

パパが帰ってみるとなんとツバサは「この家では必要なくなった。天国のママのところへ行く」と遺書を残していなくなっていた！　慌てふためくパパとマリは110番したり知り合いの家へと電話しまくってパニック！その様子を外から見ていたツバサは「大変なことになってしまった」と不安顔。マリが「赤ちゃんができたらツバサちゃんはいらない」と言ってしまったことを知ったパパの「もしものことがあったら君を許さん！」と怒ったパパの言葉を聞いて嬉しくなったツバサは部屋に飛び込んでくる。「ツバサが一番大事」というパパに「やった！」と勝ち誇るツバサだった。しかし「マリは一番大事な奥さん」と言ってマリも抱き寄せてここは引き分け！？　その後、電話をききつけた人たちが集まってきてしまったがパパが平謝りだった・・・。

最終回への布石を思わせるお話でした。ツバサの手紙は真にせまっていてちょっとやりすぎ！(^^；　ほっとしたパパの腕の中でマリに「イーッ」ってしてるツバサが可愛い(^^)

ゲストに天本英世さんが校医役で出演。いつもの怪演は影を潜めていて残念だったが、最後のセリフはあまりに強烈だったためかカットされていた（チャンネルNECO放送版）。なんて叫んだのか、彼だからなおさら気になります。(^^;　（・・・後日ｔｂｓチャンネル版で確認したところ、「この家はどうかなっとる！全員精神病院行きだッ！」でした。こちらは音声が小さくなっていましたが消しきれていませんでした。やっぱスゴイこと言ってたんですね・・・！）

さらにあの家！　見晴らしが良すぎる高台（風景からして聖蹟桜ヶ丘あたりか？）にあるのだが、あの玄関に見せかけたロープウェイのようなエレベーター（何と言っていいかわからない！）のギミックがスゴイ！！　さすがは死神博士だ。　いったいあれは何なのだ！？(^^；　セットとは思えないですよね。きっとあんな建物が実際あって面白いから使ったんでしょうね。

サントロペの思い出を語る高野さんの座ってる位置はパパの横でツバサは正面。高野さんがお客様とするとかなり不自然だ。なぜ、そこに座っているか・・・それはツバサが演出したのい違いない！二人の後ろに回って翼が話しかけるシーンは「マリ抜き」で幸せ3人家族のように見えます。マリが怒るのも無理はない。

ツバサはほとんど同じ服を着ていない。家に帰ってから散歩するにも着替えている。とってもオシャレさんだ。

☆次回予告あり