第29話「一日夫婦大騒動」

1973年4月18日

いきなりのロマンチックムードの山之上先生とマリ・・・・。先生はマリに「背中を掻いてくれ」とお願いするが・・・　とそこで夢から覚めてしまう先生だった。すっきりしない山之上先生はもう一度寝なおすことに。

学校では山之上先生がすでに三日間も無断欠勤が続いていた。クラスでもなぜなのかと大騒ぎ。ツバサは学校の帰りに吉沢先生とお見舞いに行ってみると「イッヒリッヒネーベン」という重病（？）にかかっていた。まあ、ようするに「マリへの恋の病」ということなのですがどうやら精神的にまいってるようだった。治すにはなんと患者と結婚してくれといいだす医者。そこでツバサは「マリがパパにプロポーズした」と吉沢先生に嘘をつき、先生から「結婚なさい！」と命令させることに成功。そこで「一日夫婦」ということで夫婦のつもりを一日だけやって治すというのだ。渋々承諾するマリだったが・・・・。

マリを山之上先生に押し付けてパパと二人っきりを楽しもうとしたツバサだったが、事情をきいたパパはいてもたってもいられなくなってしまいいえを飛び出す。しかし、思い直ったパパはツバサと喫茶店に入るがなんとそこにいたマリと山之上先生と遭遇してしまう！　ベタベタする先生に怒ったパパが先生からマリを取り返そうとする・・・！！

マリを連れて帰ったパパだったがなんと「家の前で男が切腹をしようとしてる」とお隣のおば様が飛び込んできた。山之上先生が半狂乱で死ぬ覚悟でいたのだ。ついに秘密をばらそうとするパパをなんとか止めようとするツバサにパパも折れて一日夫婦を認める。

早乙女家で一日夫婦の続きが始まった。相変わらずマリにベタベタする山之上先生にパパもキレぎみ。さらにお隣におば様までもが調子にのってパパにせまってくるので我慢できなくなったマリとパパは二人が結婚してることを宣言してしまう！！

話をまったく信じられない先生とおば様は二人にせまるが、そのとき山之上先生が「背中がかゆい」と発作をおこしてしまった。マリが背中を掻いてあげると山之上先生はなんとすっかり病気も回復してしまった・・・。

ツバサはマリと吉沢先生と休んでいた山之上先生を見舞いにいくと先生は重病にかかっていた！

全部見た後、脚本家の名を確認するとやっぱり・・・といった感じ。この方の脚本はお遊びが多くてドラマ性のないドタバタに終始する（他で再三指摘してますが）お話が多いのです。　恋の病を治すために結婚してみせる・・・本当に漫画のようなお話。

長いシリーズにこういったお遊びもありかなといった感じです。冷めた目でみてしまうとつっこみどころ満載（恋の病に切腹さわぎにツバサの自殺覚悟の説得・・・）でつまらなくなってしまうんですが・・・。　念願だった「マリに背中を掻いてもらうということで病気が回復してしまう」とか面白いし良いデキにも思えます。ま、今回はイキナリの恋のキチガイ病（！）という時点でコケました・・・・。 ある意味シュールなのか？？？ 違うか・・・。(^^;

ゲストでケーシー高峰さんが「やっぱり」医者役で登場！この時点でかなりウサンクサイのですが(^^；　ネタのオンパレードはどこまで台本どおりなのかわかりません。またツバサが焼き魚を焦がしてしまって「まあ、魚の臭いだけはするから我慢してもらおう」という台詞や、山之上先生が切腹しようと短刀を出し「へそのゴミをとってるんじゃないぞ」などの台詞やパパのあわてぶりなどもとても面白かったです。

今回主役の山之上先生のキチガイ病ぶりはなかなかで、次作「ラブラブライバル」でのハチゴロウ役を彷彿とさせます。

山之上先生の欠勤についてツバサは死亡説を唱えるのですがなんだかシャレに見えません・・・。ちょっと非常識な女に見えてしまってマイナス。今回のツバサはかなり脇役でした。

山之上先生の下宿が初登場！

ツバサのニューヘアスタイル、なんとパーマ（？）がかかってますが珍しく似合いません。カツラだとは思うがちょっとおばさんっぽくないですか？・・(^^；

喫茶店でパパがツバサにコーヒーではなく子供だからという理由でジュースを選ぶが・・・そう、友紀さんは大のコーヒー好きでしたね！

☆なんと次回予告なし！