第21話「マスコットガールは　わたし」

1973年2月21日

パパが長期のフライト中。朝食前のトレーニングがあるのでマリに30分も早く起こされたツバサはランニングに出かけるとそこで寒稽古の合宿中の男子バレー部のランニングと合流した。なぜか学園では男子にしか合宿を認めていないのでちょっと不満なツバサだった。

パパが帰ってくるので早く帰って料理の準備を手伝ってほしいから早く帰るようにマリに言いつけられたツバサだったが男子バレー部の夕食を作ってあげると約束する。家ではマリに猛反対を受けるが、今夜はパパから国際電話が入ると聞くと態度は一転。合宿の方を断ることにするツバサ。ツバサを目当てにマカナイのおばさんを帰してしまったバレー部一同は困ってしまうが、そこへ男子を心配したマリが現れ「私が替わる」と言い出した。すっかりポイントをマリに奪われてしまうツバサだったが「パパとお話ができる」とそんなことはお構いナシだった。さらにマリの留守に吉沢先生を呼んでさらに二人を接近させようと企てるが・・・。

吉沢先生もお洒落までして登場するがそれを見つけて怪しんだお隣のおば様も乗り込んできてしまう。受話器をとりあってるところへ電話が・・。しかしその電話は同僚のスチュワーデスから「都合で電話できなくなった」と伝えられて一同ガックリ・・・！！

シラケたところでツバサは男子の合宿の様子をこっそり影から見に行くとみんな楽しそうに歌っている。しかもツバサのことはすべてバレてしまっていてパパが恋しい「甘えん坊で赤ちゃん」呼ばわりされてるではないか！　するとそこへ応援団が現れた。各部からのマスコットガールを募集しているという。男子バレー部からは満場一致でツバサではなくマリとなってしまう。

「明日来てくれた人がマスコットガール」になると聞きつけたツバサには企みが・・。その場にいなかったことになってることをいいことに、「パパが帰るまでに大掃除をしておけ」と電話で言ってたとマリに伝える。急いで帰らなければいけなくなったマリはツバサを推薦するがみんなは納得しない。「どうして大掃除を手伝わないんだ」と冷ややかな目で見られてしまう。男子は全員でマリの大掃除の手伝いに行ってしまった・・・。

ちょっと吉沢先生が壊れかけたお話でしたね！電話なのに着物まで着ておめかしするなんて！(^^；　電話機をいとおしそうにする先生に爆笑です。　しかし先生はいくつなんだろう？綺麗な人なのにいい年まで独身で・・・（余計なお世話だが）

健の「また昔のオマエに戻ってしまったな」という冷たい言葉がツバサにつきささるが「それを言いたいのは佐々木さん、アンタにだ！」と私が脚本家に言いたい。またシリーズ当初の理不尽なワガママ娘ツバサに逆戻り。マリだけがちゃんとしていてクラスメートも夕食の手伝いをしてくれた方にだけ味方するという連中だ。親切心（本当にそうかはかなり疑問だが）から食事の用意をしてあげると言ったツバサに用ができたので無理と誤ってるのにあの態度は一体・・・。ツバサは即刻バレー部を止めて健と別れるべきだ！とテレビに向かって叫ぶ私。

なんだか国際電話が一大イベントのような内容でした。当時の国際電話は高かったでしょうね。ただ翌日帰ってくるのならいちいち電話しなくてもいいと思うのですが。(^^；　そんなに電話で話すことが重要なのか見てるほうに理解しがたいぐらいのファザコンぶりだ。ケンたちに笑われても仕方ないか(^^；　そのわりに先生を呼んでみたり・・？　結局そのあたりが「なんたって18歳！」のまどかと違うところで、自由に生きようとするまどかに対してただワガママなだけのツバサという感じで、「可愛い友紀チャン」ということを別にしてもうひとつ感情移入できないところがたまにあるのは21世紀の今のオッサンの目によるものかもしれない。小さいころは単純に面白くて見てたと思うし、そこまで真剣に考えて楽しむドラマじゃないのも確か。

結局最後は何だか尻すぼみ（？）。

普段はあまり姿を見せない男子バレー部。ようやく一応それなりの人数がいることが確認されました。まあ、よく見かけるクラスメートがいっぱいなんですけど。いきなり合宿中ということで試合が近いのでしょう。それにしてもキャプテン（多分）とは思えない健の貧弱な肉体ぶりだ(^^；

早朝のランニングから帰ったツバサに「自分で用意して食器も洗え」と言っていたマリは自分の分も洗わずさっさと二階へ・・・

応援団長は「おくさま」第一話で相撲部だった人ではないですか？（肉屋でも再登場してました）「・・・なんじゃ」「・・・でよか」という口調は18歳ではありえないようなキャラ作り。

「来年度から各クラブから・・・」ということです。放映日は2月21日ということで3年生はもうすぐ卒業だからなのですが、ちょっと待て！ツバサは3年生ではないのか！？　たしかマリとツバサは18歳だったと思ったが・・・！？　というツッコミはこの際止めて物語を楽しみましょう！　これで春が来てもツバサたちは卒業しないでまだお話は続くのです！

☆次回予告あり