第5話「ママ権力ハンターイ」

1972年11月1日

今夜もパパに甘えるツバサだが、ママぶりを発揮するマリの妨害にあってうまくいかない。二人のアツアツぶりにあてられたツバサは宿題もできず、翌日の英語の授業では失敗して恥をかいてしまう。

学園では英語の山之上先生がマリにご熱心で、ツバサはなんとか浮気の現場をおさえようと必死だ。実はマリはツバサに英語力をつけさせようと山之上先生に相談をしていたのだ。そこでツバサをだまして英語塾に押し込むがそこはなんと小学生向け！　すっかり小学生にバカにされてしまったツバサはなんとかマリへの反抗を試みる・・・

マリに頼まれ醤油を買いに出かけるツバサはマリの料理の邪魔をしてやろうと、三河屋が醤油も酒も砂糖も味噌も売り切れで店を早仕舞いしたと嘘をつく。マリは仕方なく隣のおば様に醤油を借りに行くが、そこでおば様が「これは一大事」とご近所の奥様方に報告し、ツバサの計算外に騒ぎがおおきくなってしまう！　しかしそこへ三河屋のさんちゃんが御用聞きに現れてツバサの嘘がばれてしまう。怒ったおば様がツバサを見つけて町じゅう追いかけっこだ。マリは意地を張るツバサをかばって近所中を誤ってまわる。すっかりご近所の奥様の間で評判があがったマリだがツバサの評判はすっかり落ちてしまった。

また山之上先生と公園で二人っきりのところを押さえたツバサは浮気してるとパパに報告。しかしマリは先生にツバサの家庭教師にとお願いしていたのだった。山之上先生の家庭教師ならまだマリから教わったほうが・・・と思うがツバサは意地でも頭をさげたくない。

ゲストに野呂圭介さんが「おくさまは１８歳」「なんたって18歳！」に引き続きゲスト出演。英語塾の先生役ですがいつもの訛りのあるしゃべり方でおかしな雰囲気の英語の先生を好演されてます。しかし出番が少ないのが残念。

すっかりママぶりがいたについてきたマリ。パパの健康上を心配して酒をひかえさせたり、ツバサに宿題するよう叱ったり、ツバサのイタズラを近所に詫びてまわったり。パパでさえほとんどマリの尻にしかれてる感じですねぇ。若い奥さんには頭が上がらないご様子。それにひきかえツバサの幼さばかりがめだってしまいますね。「１８歳シリーズ」中一番精神年齢が幼い設定のようです。

最初に友紀さんが口ずさんでるのは郷ひろみさんの「男の子女の子」、山之上先生が歌ったのは森昌子さんの「先生」。そういうテレビのアイドル歌手が登場してきたころの時代なのだと感じます。

どうしても近所の酒屋って「三河屋さん」というイメージはありますね。サザエさんのせいかな？
ご近所同士、お味噌や醤油の交換を提案したお隣のおば様のセリフ「亭主も含め」は聞き逃しませんよ！(^^；

ツバサがおば様から逃げるとき渡った橋は「小さな恋のものがたり」などいくつかのドラマに使われた名所。多分成城近辺にあるのでしょう。行ってみたいです。（情報求む！）

高校教師が一生徒の家庭教師をできるわけがないと画面にむかって突っ込む私。国際線のパイロットなんだからパパが教えてあげればいいのに。と思いましたがそれはマリとツバサの関係を考えてのことでしょうか。

☆次回予告あり